先日から「How to escape the tyranny of the clock -「時計の支配から逃れる方法」を読んでいます。
・「時計の支配から逃れる方法」(1)
・「時計の支配から逃れる方法」(2)
・「時計の支配から逃れる方法」(3)
・「時計の支配から逃れる方法」(4)
・「時計の支配から逃れる方法」(5)
・「時計の支配から逃れる方法」(6)
・「時計の支配から逃れる方法」(7)
・「時計の支配から逃れる方法」(8)
The clock, it seems, isn’t terribly good for us.
時計というものは、私たちにはとても都合が悪いようだ。
“It’s essentially the only form of time that isn’t rooted in things that are going on in the world around us,” says Gange.
「時間とは基本的に、人々の生活に根ざしたものではありません」と、ガンジ氏。
“It allows us to be inattentive to that world by being focused solely on technologies and regularity tied to the work place
「時間は、職場における技術や規則性ばかりに目を奪わせ
and ties us to a model of capitalistic growth economics, a celebration of work rather than wellbeing that’s outdated.”
時代遅れの人間的な幸福よりも、私たちを資本主義的成長経済のモデルや仕事での賞賛に縛りつけ、そういう世界に対して人々を無頓着にします。」
well-being「幸福・健康(で満たされた状態)」。
Gange, who gave up clock time for a year while living on a boat and kayaking in the North Atlantic (although he did have to use it occasionally when arranging to meet people),
北大西洋でボートとカヤックの生活をしながら一年間、時計を捨てたガンジ氏は(人と会う約束をする時には、時計が必要だったが)、
found that his body adapted to natural patterns, easily making it incredibly easy for him to follow the time of the day.
体が自然のパターンに順応し、驚くほど簡単に時の流れに沿うようになったという。
The challenge he later found was adapting back to a life ruled by the clock.
その後は時計に支配された生活への適応が課題となった。
“Its incredibly easy to follow the time of the day once you get used to it,” says Gange.
「慣れてしまえば、とても簡単にそうなります」と同氏。
“Our bodies are very good at fitting into those natural patterns even if we live with habits that take us away from them.
「私たちの体は、自然のパターンから外れた習慣で生活していても、それに合わせるのがとても上手なのです。
The tide would be changing four times a day.
潮の満ち引きは一日に4回変わります。
Being part of this big breathing system, big engine of the weather and the changes going on around us, was a mind changing, inspirational thing
自分がこの大きな自然の呼吸システムの一部となり、天候や周囲で起こる変化の大きなエンジンとなることは、私の心を変え、感動を与えてくれるものでしたし
and a much easier thing to adapt to than might be guessed.”
想像していたよりもずっと楽に適応できました。」
つまり時計って、人間が集団で規則的に活動するために生まれた仕組みなんですね。
だからやはり本質的には(生き物の自然なリズムに沿っていない)不自然なものなんでしょうね。
しかし現代社会ではこの時計の時刻が、生身の人間以上に権威を持っている。
そこに人々が疲れを感じるのは当たり前なんですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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