先日から「Why Japan is so successful at returning lost property – なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」を読んでいます。

なぜ日本では落し物が戻ってくるのか


・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(1)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(2)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(3)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(4)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(5)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(6)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(7)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(8)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(9)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(10)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(11)

“The bottom line, of course, is that people in Japan have their lost property returned because of laws and norms, not some intrinsic notion of honesty. But it works,”
「結論としては、日本の人々が落し物を返そうとするのは法律と規範からであり、本質的に正直だからといったことではありません。そしてそれは上手く機能しています。」


intrinsic「本来備わっている、固有の、本質的な」。

notion「概念、考え、意見、理解、意向、意志、気まぐれ、小間物」。

says Mark D. West, a professor at the University of Michigan Law School, US, and an expert in Japanese law and the country’s legal system, who conducted the wallet-drop test in New York and Tokyo.
と語るのはミシガン大学法科大学院教授で、日本の法律の専門家であるウェスト氏、先述のNYと東京で行った財布の実験を主導した人物だ。

The legal concept of ownership in Japan isn’t remarkably “foreign”, he says.
日本の所有権に対する法的概念は、特に他国と異なるわけではない、と彼は言う。

“Communal property is virtually unheard of except for that many people seem to regard umbrellas as up for grabs if not properly secured.”
「傘が無防備に置いてあると、多くの人が使ってよいと考える傾向を除けば、公共財産など聞いたこともないと言ってもよいくらいです。」


community property「(夫婦の)共有財産、公共の財産」。

up for grabs「だれでも手に入れられる、競争の対象となって」。

The abundance of police officers and cultural traditions that prompt people to think first of others are perhaps more enlightening than any notion that the Japanese are more honest, in the eyes of Behrens and West.
多くの警官と文化的伝統が人々に他者を思いやるよう促しているというのは、日本人がより正直であるという考えよりも納得しやすい、というのがベアレンズ氏とウェスト氏の見解だ。


enlightening「啓発的な、はっきりさせる」。

また Cambridge Dictionary では giving you more information and understanding of something(あなたに更に情報を与え、何かを理解させる)とあったので、ここでは「納得しやすい」としました。

In any case, if you’re walking past a kōban, it might be worth popping in to say “Hi”.
ともかくもし交番を通り過ぎることがあれば、ちょっと立ち寄って、こんにちは、と挨拶をしてみる価値はありそうだ。


- 完 -


結局最後は、別に日本人が正直なわけじゃないよ、と落とされているような・・・(笑)でもまあ法律と規範によってであっても、落し物を届ける率が高いというのは、悪いことではないですよね。

これからも「情けは人の為ならず」の精神で、落し物は届け続けようと思います。


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