今日から「The untold history of black bourbon -「知られざるブラック・バーボンの歴史」を読んでいます。

知られざるブラック・バーボンの歴史


Che Ramos calls himself The Black Bourbon Guy.
チェ・ラモスは自らを「ブラック・バーボン・ガイ」と名乗っている。

Ramos conducts tastings, teaches cocktail classes and consults with distillers and restaurateurs, all with the aim of making whiskey more accessible.
ラモスは、ウイスキーをもっと身近なものにするべく、テイスティングやカクテル教室を開き、蒸留所やレストラン経営者の相談にものっている。

As a black man who’d always enjoyed this spirit, he noticed that something was missing at American whiskey bars and in the telling of America’s whiskey story.
黒人としてこの蒸留酒を楽しんできた彼は、アメリカのウイスキー・バーやウイスキーにまつわる物語に、何かが欠けていることに気づいた。

Namely, black people.
すなわち、黒人のことだ。

Historical records from the 18th to the 20th Centuries in places like Kentucky and Tennessee don’t often credit black people for their contributions to the industry.
18世紀から20世紀にかけてのケンタッキーやテネシーなどの歴史記録には、黒人たちのこの産業への貢献はあまり記されていない。

Slaveholders, for instance, weren’t quick to share praise of the enslaved men who made up the majority of the whiskey workforce.
例えば奴隷所有者たちは、ウイスキー生産の労働力の大部分を占める奴隷の男たちを、すぐに褒め称えようとはしなかった。

And after slavery was abolished in 1865, segregationists in the Southern whiskey industry didn’t offer plaudits either.
そして1865年の奴隷制廃止以降、南部のウイスキー業界の人種的分離主義者たちも賞賛の声はあげなかった。


abolish「(制度、法律、習慣等を)廃止する」。

segregationist「人種的分離主義者」。

But it has become undeniable that black people had played a role in creating America’s favourite spirit.
だが黒人がアメリカ人の好きなスピリットを作るのに一役買っていたことは、否定できない事実となっている。

None of this surprises Ramos.
ラモス氏にとっては特に驚きでもない。

“When you study African American history, you find a lot of these stories in parallel industries,” he said.
「アフリカ系アメリカ人の歴史を勉強すると、この手の産業ではたくさんある話だと分かります」と彼。

“It’s a ‘wow’ moment, but it’s also ‘Of course this happened.
「これはすごい、と思う反面、そりゃあるだろうとも思う。

I’ve heard this story 100 times before.’”
そんな話は100回くらい聞いたことがあるよ、ってね。」



日本人の私にとっては、白人と黒人奴隷の歴史と両者間の関係の複雑さは、ちょっとうかがい知れないところがあります。

どちらかといえば日本人も、白人たちから奴隷として外国に売り飛ばされる立場にありましたが・・・。

当時の色々な産業の現場で肉体労働を担っていたのは奴隷だった人々で、その系図は今もうっすらと続いている気はします。

個人的に虐げられた人々の文化には、工夫が凝らされた味わい深い物が多いと思っているので、この記事にも大いに興味が湧いています。

早速読んでいきましょう!


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