先日から「The surprising origin of fried chicken -「知られざるフライドチキンの起源」を読んでいます。

南部奴隷の暮らしを支えた聖なる鶏。


・「知られざるフライドチキンの起源」(1)
・「知られざるフライドチキンの起源」(2)
・「知られざるフライドチキンの起源」(3)
・「知られざるフライドチキンの起源」(4)
・「知られざるフライドチキンの起源」(5)
・「知られざるフライドチキンの起源」(6)
・「知られざるフライドチキンの起源」(7)
・「知られざるフライドチキンの起源」(8)
・「知られざるフライドチキンの起源」(9)

Typically, young chickens, around a year old, were preferred for frying.
通常、揚げ物には1歳前後の若鶏が好まれる。

Older chickens were for stewing because the meat was considered less tender.
老いた鶏肉は硬くなると考えられ、煮込み用にされた。

Other than barbecue or a fish fry, few foods were as effective as fried chicken in bringing people together and building community.
バーベキューや魚のフライを除き、地域の人々が集い交流を深めるのにフライドチキンほど効果的な食べ物はほとんどなかった。

Enslaved African Americans also valued chickens in the Southern plantation economy.
奴隷にされたアフリカ系アメリカ人はまた、南部のプランテーション経済の中で、鶏を非常に大切にした。

Many slaveholders allowed enslaved people to raise chickens and sell or barter eggs.
多くの奴隷雇い主は、彼らが鶏を飼育して卵を売ったり物々交換することを許可していたのだ。

Chickens acquired divine significance in West Africa where the animals were used in a number of religious rituals, and enslaved Africans transplanted those spiritual practices to the Americas.
鶏は、多くの宗教的儀式で動物を使用した西アフリカでは神聖な生き物とされ、奴隷となったアフリカ人たちはそうした霊的慣習を南北アメリカに持ち込んでいた。


acquire「(努力して)得る、学ぶ、習得する、身につける、取得する、獲得する」。

significance「重要、重要性、意味、意義、趣旨、意味あること、意味深長」。

In the Southern US, American Americans made fried chicken their go-to dish for a communal meal after church, or when the church pastor went to a congregant’s home for dinner.
アメリカ南部ではフライドチキンが教会礼拝後の食事会や、牧師を夕食に家に招いた際の定番料理となった。


congregant「会衆の一人、集会のメンバー」。

go-to dish「頼れる・間違いない・定番・人気の料理」

As the honoured guest, the pastor was served first and got the best pieces of the bird (usually the breast), which were also called “preacher’s parts” until the 1950s.
賓客として招いた牧師には、鶏肉の最高の部位(通常は胸肉)を切り分けたので、1950年代までその部位は「牧師の部位」とも呼ばれていた。


honoured guest「貴賓、大切な客」。

With fried chicken so imbued with religious connotation, it’s no surprise that its “Gospel Bird” or “Sunday Cluck” nicknames endure in African American culture.
フライドチキンには宗教的な意味合いが深く染み込んでいるため、アフリカ系アメリカ人の文化でそれを「福音の鳥」または「日曜の鳴き声」といった愛称で呼び続けるのも不思議ではない。


be imbued with「(思想・感情が)染み込んでいる、感染する・染まる」。

connotation「言外の意味、含蓄、含意、内包」。

cluck「(めんどり等の)コッコッと鳴く(声)、チッと舌打ちをする(音)、鈍いやつ、まぬけ」。


当時は鶏むね肉が一番良い部位とされ、大切なお客様を持て成す料理になっていたんですね。

上手く火を通せれば胸肉は美味しいですが、失敗するとパッサパサで・・・(笑)。

なので火加減にかかわらずジューシーな、もも肉が好きな人も多いかもしれませんね。

また西アフリカルーツの人にとっては鶏は神聖、特別な意味を持つ生き物であり、南部の奴隷として生きた人にとっては生活を支える大切な存在だったと。

現代ではスーパーの肉コーナーで気軽に買える鶏肉ですが、そういうことも時には思い出して、有難くいただかないといけないなと思いました。

あと「あ~あ、自分はもう煮込み用の鶏かあ・・・」と切なくなりました(笑)。


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