先日から「The untold history of black bourbon -「知られざるブラック・バーボンの歴史」を読んでいます。

知られざるブラック・バーボンの歴史


・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(1)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(2)

“The bourbon world is dominated by middle-aged white dudes with moustaches,” Ramos said.
「バーボンの世界は、口ひげを生やした中年の白人男性に支配されています」とラモス氏。

“Bourbon is not something we really associate with black people.”
「バーボンは黒人とはあまり縁がないと思われていますね。」

Ramos jokes that he sometimes witnesses shock in a bartender’s face when he orders bourbon instead of cognac.
彼がコニャックではなくバーボンを注文すると、バーテンダーが驚くのを見る事があると冗談を飛ばす。

One of the reasons cognac is associated with African Americans
コニャックがアフリカ系アメリカ人と結びついた理由のひとつは

is because cognac producers in the 1950s made a concerted effort to target their advertising dollars to black publications like Ebony and Jet.
1950年代にコニャックメーカーが「エボニー」や「ジェット」といった、黒人向けの出版物に全力を挙げて広告を打ったためである。


make a concerted effort to「~するよう協力して、一丸となって、全力を挙げて」

“They let the market know that they wanted their business,”
「彼らは、自分たちのビジネスを求めている事を市場に知らしめたのです」

said Shannon Healy, owner of Alley Twenty Six, a James Beard-nominated bar in Durham.
と語るのはダーラムにある、ジェームス・バード賞にもノミネートされたバー「Alley Twenty Six」のオーナー、シャノン・ヒーリー氏。

Each Wednesday, Healy hosts Whiskey Wednesday at his bar.
毎週水曜日、ヒーリー氏は自分のバーで「ウイスキー・ウェンズデー」を開催している。

They pour expensive, lesser-known whiskeys at break-even prices, aiming to educate their customers in a city where the black and white populations are both near 50%.
黒人と白人の人口が共に50%近いこの街で、顧客の啓蒙を目的に、高価であまり知られていないウイスキーを破格の値段で提供しているのだ。


break-even「収支トントンの、損益なしの」。

Ramos has a residence at Alley Twenty Six one Wednesday each month where he educates customers on the whiskeys being poured that night.
ラモス氏は月に一度、水曜日に彼のバーに常駐し、その晩に注がれるウイスキーについて、お客に説明している。



記事に出てくる、1950年代に黒人向けの出版物に広告を打ったメーカー、これはヘネシーだったみたいですね。



当時、黒人向けの広告を大体的に打つメーカーなどほとんどなく、その甲斐あってヘネシーのコニャックは、彼らの社交シーンに欠かせない「大人のお洒落な酒」として、絶対的な地位を築いたようです。

こちらの記事で詳しく歴史が書かれており、当時の広告も見られます。

ちょっと意外に思うのは、コニャックってまあまあ高いお酒な気がするんですが、それを彼らが家族のバーベキューなどでも飲んでいたという事実。

もし日本の週末バーベキューで「コニャックを飲みましょう」なんてなったら、持参したビールのパックを真っ赤な顔で隠すしかありません(笑)。

でも想像するとお洒落で粋なバーベキュー・・・お酒にはそうした「場の雰囲気を演出する」魅力もありますね。


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