先日から「The untold history of black bourbon -「知られざるブラック・バーボンの歴史」を読んでいます。
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(1)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(2)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(3)
“If we see someone doing something in the community whom we can support, we do it,” said Healy of Ramos.
ヒーリー氏は、ラモス氏について「地域で何かをしている人がいて、僕らに出来るならそれを支援したい」と言う。
“What Che brings in is a more obvious opening line as how to communicate [the story of black contributions to American whiskey].
「チェは(アメリカのウイスキーに黒人が貢献したという)ストーリーの伝え方として、より分かりやすい切り口をもたらしてくれた。
And it helps us to show to our market that bourbon is for black folks, too… even though many companies are not focusing on selling it to them.”
そしてそれはバーボンが黒人のものでもあることを市場に示すのに役立つ・・・多くの企業が黒人への販売に力を入れていないけれど。」
Of the few dozen black-owned distilleries in the United States, only a handful make whiskey.
アメリカには数十の黒人経営の蒸留所があるが、ウイスキーを造っているのはほんの一握りだ。
Ray Walker, the owner and founder of Saint Cloud, a luxury bourbon company that contract distils in Kentucky and operates in California, wants whiskey to be for everyone, too.
ケンタッキー州で契約蒸留し、カリフォルニア州で操業する高級バーボン会社「セイント・クラウド」のオーナー兼創業者のレイ・ウォーカー氏は、ウイスキーも万人向けでありたいと考えている。
Walker, whose mother is black and whose father is a white Kentuckian, however, is still trying to gain acceptance in the whiskey world.
母親が黒人、父親がケンタッキー州出身の白人であるウォーカー氏だが、彼もまだウイスキーの世界に受け入れられようとしている段階である。
Typically, when he hands over his business card at a sales meeting or trade show – a card that reads CEO/owner – he receives an unsettling response.
大抵の場合、営業会議や展示会で彼が「CEO兼オーナー」と書かれた名刺を渡すと、不穏な反応をされることが多い。
“‘But who’s the big boss?
「『けど、誰が大ボスなの?
But who’s the real owner?’,”
でも、本当のオーナーは誰なんだろう?』ってね。」
Walker said, repeating lines from these interactions.
そんなやりとりのセリフを繰り返しながら彼は言う。
“I’ve heard that from so many people.”
「多くの人からそんな風に言われてきました。」
ウィスキーやバーボンは白人のもの、という先入観がまだまだ根強いという例なんですね。
飲むお酒の種類に、未だそうした人種別の区分けがうっすら残っていること。
正直私は知りませんでした・・・まだまだ知らない事がたくさんあることを実感します。
先人がしてきたことと、されてきたこと、それらを記憶している両サイドの末裔が一緒に暮らす国では、こうしたことが日常に横たわっているの感じます。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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