先日から「The untold history of black bourbon -「知られざるブラック・バーボンの歴史」を読んでいます。
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(1)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(2)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(3)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(4)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(5)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(6)
・「知られざるブラック・バーボンの歴史」(7)
Other distilleries have complicated stories, too.
他の蒸留所にも複雑な物語がある。
Bulleit, a distillery under multinational beverage company Diageo, was being sued by its former blender Eboni Major, whose whiskeys, like Blenders’ Select, were winning awards for the company.
多国籍飲料会社ディアジオ傘下の蒸留所であるブルライトは、ブレンダーズ・セレクトなどのウィスキーで賞を獲得していた、元ブレンダーのエボニ・メジャーから訴えられていた。
Major, who is black, had alleged she was discriminated against by the company and her co-workers.
黒人であるメジャーは、会社や同僚から差別を受けたと訴えていた。
Despite her success as a blender, she also claimed to be unfairly compensated, well below the average pay for her job title.
また、ブレンダーとしての成功にもかかわらず、彼女の報酬はその職種の平均給与を大きく下回る不当な額だと訴えた。
compensate「償う、補償する」。
She has since dropped the lawsuit.
その後、彼女は訴訟を取り下げている。
Along with curating thoughtful whiskey tours, Ramos also hosts tastings.
ラモスは、気の利いたウイスキーツアーを企画する傍ら、テイスティング会も開催している。
A few months ago, he showed up to Roshaunda Breeden’s house with a box of some of his favourite bottles.
カ月前、彼はお気に入りのボトルを何本か箱に詰めて、ロシャンダ・ブリーデンの家に現れた。
Breeden, a university professor whose research interests are in black history and culture, had called Ramos to host a date-night rye whiskey tasting for her and her partner.
ブリーデンは、黒人の歴史と文化を研究している大学教授で、彼女とそのパートナーのデートの夜に、ライ・ウィスキーのテイスティングをラモスに依頼。
During the blind tasting, Breeden also received an unexpected history lesson.
ブラインドテイスティングで、ブリーデンは思いがけない歴史の勉強もした。
It was the first time she’d heard about the influences black Americans have had on the whiskey industry.
黒人がウイスキー業界に与えた影響について、その夜、初めて知ったのだ。
大学教授の女性が、ウィスキーにまつわる歴史をラモスさんのテイスティング講座で初めて知ったと。
あまりにも語るべき歴史が多すぎて、今を生きている末裔まで、それが届かないこともあるのかもしれません。
私も長澤鼎氏のことは、この間知ったばかりですし、掘り返されるのを待っている埋もれた貴重な歴史は、まだまだ多いのでしょうね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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