先日から「Want to cope with heatwaves? Look to Japan’s creative cooling solutions -「熱波への対処、日本の独創的な涼み方」を読んでいます。
・「熱波への対処、日本の独創的な涼み方」(1)
・「熱波への対処、日本の独創的な涼み方」(2)
If achieving the ever-accepting state of mono no aware seems unachievable in high temperatures, be like a local and head to a real Zen space.
気温が高いと「もののあはれ」状態の達成が不可能に思えるなら、地元の人のように本物の禅の空間へ行こう。
In Kyoto, the Heian Jingu Shrine garden is a literal breath of fresh air.
京都なら、平安神宮の庭園が文字通り新鮮な空気をもたらしてくれる。
Shaded by maple and cherry trees and ribboned by a cool pond, the park feels like a door to a calmer dimension.
カエデやサクラの木陰、涼しげな池に囲まれた公園は、穏やかな次元への扉のように感じられる。
Its centrepiece is the aptly named Bridge of Peace, whose dark, creaking eaves are filled with hundreds of furin glass chimes.
その中心は「平和の架け橋」という名にふさわしく、暗く軋む軒先に何百個もの風鈴のようなガラスの風鈴が飾られている。
aptly「適切に、ふさわしく」。
Often dotted around temples as a symbol of protection against evil, the ringing notes of furin act as a gentle reminder of cool winds.
魔除けとして寺院の周囲に吊るされることも多く、風鈴の鳴り響く音は、涼しい風を優しく思い出させてくれる。
Surrounded by these chimes, with fat koi swimming lazily in the water below,
この風鈴に囲まれ、太った鯉が水面をのんびりと泳ぐ、
I can attest that their sound felt like respite.
彼らの奏でる音が休息に感じられたことは確かだ。
attest「証明・証言する、(法廷などで)誓わせる」。
respite「一時的休止、ひと休み、休息期間、(債務などの)猶予、延期、(死刑の)執行猶予」。
Fashion: Ultra-baggy and fan-powered
ファッション: 超ゆったりと風の力Whether in baking street markets or Shinto shrines, tourists cope by shedding layers.
パン屋台においても神社においても、観光客は脱皮によって対処する。
Singlets, crop tops and shorts became our way of recognising fellow visitors.
袖なしシャツ、クロップト・トップス、ショートパンツが、観光客同士を見分ける方法となった。
Conversely, many locals were swathed in cloth.
逆に、多くの地元の人々は布に身を包んでいた。
Yuri Cath, who was raised in Yokohama, explained that apart from allowing air to circulate around your limbs freely, loose clothes are a nod to the country’s conservative fashion mores.
横浜育ちのユリ・キャスによれば、手足を自由に空気が循環するようにする以外に、ゆったりとした服装は、この国の保守的なファッション風潮を反映しているとのこと。
“It’s still frowned upon to wear revealing clothing in Japan,” Cath said,
「日本では露出度の高い服を着ることは未だ良く思われません」と彼女は言い
frown upon「認めない、賛成しない、難色を示す」。
“so people get creative with cooler layering, while still looking stylish.”
「ですからスタイリッシュでありつつ、涼しげなレイヤリングを工夫します。」
暑いからとにかく脱ぐ、なるべく身にまとう衣類を減らす、これは確かに最初に思いつくことだと思います。
しかし本当に暑い場所では、むしろそうではなく・・・ふわりと布をまとって、その布の中で風を躍らせる。
そうして暑さをしのぐ方法もあるのですよね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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