先日から「Why are bed bugs so difficult to deal with? -「なぜトコジラミ対策は難しい?」を読んでいます。
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(1)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(2)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(3)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(4)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(5)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(6)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(7)
But all of these studies focus on just one type of resistance, relating to the sodium channel.
しかしこれらの研究は、全てナトリウムチャネルに関連する、1タイプの抵抗だけに焦点を当てている。
Research shows that bed bugs are acquiring resistance to other classes of insecticides too by adapting in other ways.
研究によれば、トコジラミは他の殺虫剤にも適応して耐性を獲得しているという。
Changing behaviour
行動変容In a 2016 study, scientists at Australia’s University of Sydney found evidence that bed bugs have developed a thicker exoskeleton to stop pesticides from being absorbed into their body.
2016年の研究で、オーストラリアのシドニー大学の科学者たちは、トコジラミが薬剤の体内への吸収を阻止するために、より厚い外骨格を発達させた証拠を発見した。
exoskeleton「外骨格、エクソスケルトン」。
The higher the bed bug’s resistance to pyrethroid insecticides, the thicker its outer shell, or cuticle was.
ピレスロイド系殺虫剤に対する抵抗力が高いほど、トコジラミの外殻は厚い。
Insects with a cuticle thickness of around 10 micrometres (about a tenth of the thickness of a human hair) were effectively resistant to the insecticide.
キューティクルの厚さが約10マイクロメートル(人間の髪の毛の約10分の1)の昆虫は、殺虫剤に対して効果的な抵抗性を示す。
According to Booth, bed bugs are also changing their behaviour to avoid being poisoned.
ブースによれば、トコジラミ側は毒殺されないよう行動も変えているという。
“If you look at a bed bug they are pretty flat to the ground,” says Booth.
「トコジラミを見ると、地面に対してかなり平たいです」とブースは言う。
“However, we are seeing some now that can stand up and keep their body off the surface, allowing them to minimise the part of their body that comes into contact with the insecticide.”
「しかし現在では、立ち上がって体を地面から離せる個体も見られるようになり、殺虫剤への接触面を最小限に抑えるようになっています。」
・・・もう、どういうことなんですかね(汗)。
足が長くなって、体が地面に付かなくなって、薬剤を付着させないように進化した??
恐ろしい子。
身体の仕組みが単純な分、進化も早いのかと思いますが、自分たちはどういう方向に進化すべきかを、どう判断しているんでしょうかね。
いつもそれなりに的確な判断と進化をしていますよね。
もしこのメカニズムが判明したら、自分たちを弱くする方に進化させるよう、判断を狂わせる薬剤などを開発出来たら、そのうちいなくなりそうな気がしました。
とにかく不思議です!
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!