ブレイキング・バッド シーズン1 第2話より:
dig it
理解する
ウォルターが苦し紛れについた嘘、
「ジェシーからマリファナを買った」という話に激昂した妻・スカイラーは
その足でジェシーの家へと車を走らせる。
一方ジェシーは地下室に軟禁しているチンピラ・クレイジー8と
彼の相棒の死体の処理で手一杯。
そこへジェシーにとっては見知らぬ女性・スカイラーが乗り込んで来て
彼に「夫にマリファナを売るな」と警告を与えるというシーンからです。
May I talk to you?
ちょっと話せるかしら?(勝手にゲートを開けようとするスカイラー)
This is private property!
ここは私有地だぜ!(ジェシー)
(中略)
Do not sell marijuana to my husband.
うちの夫にマリファナを売らないでちょうだい。(スカイラー)
(中略)
You got me?
分かったわね?(スカイラー)
I think so, yeah.
と思う、うん。(ジェシー)
No more marijuana. I can dig it.
先生にマリファナは売らない。了解。(ジェシー)
You can dig it. Wonderful.
分かったのね。良かった。(スカイラー)
dig it は直訳すると「そこを掘る」ということですが
それが転じて「(相手の言うことを)理解する」
もしくは「(ある事柄が)好き」という意味になります。
これは恐らく日本語でも深く調べることを「掘り下げる」と言いますが
そのように特定の物事や好きなことを“掘り下げる・追求する”という
イメージから来ているのだろうと思います。
ですから dig it を「好き」と解釈する場合は、それが好きすぎて、もはやオタクの領域に達しそうだとか
一日中でも飽きないとか、そのくらい大好きなことを指して言うことが多いと思います。
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