ブレイキング・バッド シーズン2 第3話より:
thanks for caring
心配してくれてありがとう
ヘクターの謎の証言のおかげで釈放されたジェシーだったが、
彼が押収された車の中に隠していた「もしもの時のための資金」が捜査局に没収されてしまう。
その資金の出所については上手くしらばっくれたジェシーだが
手持ちの資金が底をついてしまい、ウォルターに助けてもらおうと
入院中の彼の病室に電話をするというシーンからです。
Your scumbag brother-in-law took my rainy day fund.
あんたのクソッタレの義理の弟に、俺の虎の子の蓄えを取られちまった。(ジェシー)
Your what? What is that?
お前の何を?何のことだ?(ウォルター)
My rainy day fund, $68,000, okay?
俺の虎の子、6万8000ドルのことだよ。(ジェシー)
(中略)
I got bills due, man. I’m screwed.
支払いがあるしさ。困ってるんだよ。(ジェシー)
Did he mention my name?
彼は私の名前を出したか?(ウォルター)
No. Thanks for caring.
いいや。ご心配どうも。(ジェシー)
rainy day は直訳すると「雨の日」つまり、傘の準備がなければ大変な目に合う日、
それが転じて「まさかの時、万が一の時」といった意味になります。
以前にも
For a rainy day
もしも時のために
というフレーズがありました。
ですから rainy day fund とは
「万一に備えてある資金、虎の子の蓄え」というわけです。
そして Thanks for caring は「心配してくれてありがとう」という意味で
ここでは自分の心配ばかりしているウォルターへの皮肉として使われています。
これも覚えておくと便利なフレーズで、誰かが自分のことを気にかけてくれたり
困りごとでお世話になったとき( care は「世話をする」という意味)などに
一言添えると良いのではないかと思います。
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