ブレイキング・バッド シーズン2 第11話より:
It’s the least I can do
私に出来るせめてものこと、そのくらいは当たり前のこと
身重の体で会社勤めを始めた妻・スカイラーの定期健診に立ち会ったウォルターは
お腹の子供は順調に育っており、いよいよ出産が近づいていることを実感する。
午後の検診を追え、ウォルターはこのまま二人で帰宅しようと考えていたが
スカイラーは会社に戻るという。
これからハンサムな社長・テッドのバースディパーティがあるというのだが・・・。
It’s an hour before closing. You’re supposed to be taking it easy.
退社まであと一時間だろう。今日はもう戻らなくていいんじゃないか。(ウォルター)
We’re having a little get together for Ted’s birthday and…
皆でささやかなテッドのバースディパーティーをするのよ、で・・・(スカイラー)
I’ve got to pick up the cake.
私、ケーキを取りに行かなくちゃならないの。(スカイラー)
Why you?
何で君が?(ウォルター)
Because I said I would.
私が引き受けたからよ。(スカイラー)
It’s the least I can do.
そのくらいは当然だわ。(スカイラー)
take it easy は「無理をしなくてもよい、気楽に構えればよい」ということで
お腹が大きいのだし、もう少しで退社時間なのだから
今日はもう直帰で良いんじゃないか、と言っています。
get together は「一緒になる、集まる、(カップルが)付き合う」といった意味のほか
スカイラーの言うような「パーティー」を表すこともあります。
そして it’s the least I can do は「私に出来るせめてものこと、そのくらいは当たり前のこと」
ということで、妊婦の自分を快く雇ってくれたテッドのために、という意味と
外出のついでだから当然、という意味があるように思います。
またこの it’s the least I can do は、
誰かからお礼を言われた際に返すお決まりの言葉でもあります。
その場合は相手のお礼に対して
「そのくらい当然ですよ、お安い御用ですよ、どういたしまして」といった意味になります。
- 投稿タグ
- ブレイキング・バッド, 海外ドラマ