ブレイキング・バッド シーズン4 第3話より:
pick someone’s brain
(誰かの)知恵を借りる、アドバイスを請う
自宅療養中のハンクの元に、地元警察の友人が訪ねてくる。
彼には万引癖のある妻・マリーの窮地を救ってもらった恩があり
ハンクにとっては有難い友人でもあるのだった。
その友人が、ある事件の捜査ファイルを持ってきて
ハンクの知恵を借りたいと頼むシーンからです。
So, what’s up?
元気か?(ハンク)
Well, actually, I could use your help on something.
うん、実と言うとお前の助けが必要でな。(警察仲間)
Homicide, possibly drug-related.
殺人、ドラッグ絡みの可能性がある。(警察仲間)
You want my help on the case? What am I, Ironside?
俺の助けが欲しいって? 俺はアイアンサイドかよ?(ハンク)
No. But you’re a drug cop who knows the local talent,
いや。だがお前はここらの犯罪者に詳しいだろう、(警察仲間)
and you’re a pal I just did a favor for,
それに俺はお前の頼みを聞いてやったダチじゃないか、(警察仲間)
so let me pick your brain a second.
だから少しばかりお前の知恵を借りたいのさ。(警察仲間)
ハンクのセリフにある Ironside とは、70年代のドラマ「鬼警部アイアンサイド」のことで、
主人公のアイアンサイドは車椅子に乗った人物です。
同じく車椅子に乗っている今の自分を重ね合わせたハンクのシャレなんですね。
local talent 「地元の才人」、このシーンでは犯罪者のことを指しています。
そして pick someone’s brain は直訳すると「(誰かの)脳みそをつつく、つまむ」、
・・・何だかちょっと気味が悪い気もしますが、
それが転じて「(誰かの)知恵を借りる、アドバイスを請う」という意味になります。
ツンツンと相手の脳を刺激して、
自分に必要なアドバイスを引き出すというイメージなんでしょうか、面白いですね。
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