ブレイキング・バッド シーズン5 第3話より:

green eyeshade
細かい事にこだわる、くだらない事を気にする


新しいドラッグビジネスの準備を進めているウォルターらだが
販売網を取り仕切るマイクとの間で、手数料をめぐって言い争いが起こる。

輸送費として売上の20%を要求するマイクに納得出来ないウォルターは、
どうにか話し合いの主導権を握ろうと試みるも
逆にマイクの底力を見せつけられるというシーンからです。

And so, transportation is worth 20%?
輸送費が20%だって?(ウォルター)

They are taking a risk.
彼らはリスクを負ってるからな。(マイク)

$275,000 worth of risk? Wow.
27万5000ドルのリスクだと? 何とまあ。(ウォルター)

(中略)

And since you’re putting on the green eyeshade,
あんたが細かい事をゴチャゴチャ気にしてる間に(マイク)

my supplier and I came to an agreement.
俺が供給元と話をつけてやった。(マイク)

The methylamine was free this time.
今回はメチルアミンをタダで手に入れられた。(マイク)

But brace yourself, because the next barrel is gonna cost big.
だが覚悟しろ、次からはたまげるほど高いぜ。(マイク)


green eyeshade は「細かい事にこだわる、くだらない事を気にする」という意味で
直訳すると「緑のひさし」。

これは昔の新聞記者や会計士が、質の良くなかったライトから目を守るために
仕事中に身につけていた、サンバイザーとサングラスの中間のような用具のことで
(写真で見る限り、今でいうPC用メガネのようなもの)
そうした職業の人々は細かい事象に大変こだわる、というところから来た言葉のようです。

今回はその「緑のひさし」を身につけている=「細かい事を気にしてる」という解釈です。

brace yourself は「覚悟しろ、(予想される困難に)備えて準備をしろ」。

ウォルターはこのビジネスで、ボスは自分であるべきだと主張したいのですが
ジェシーと違って百戦錬磨のマイクは、そう簡単に言いなりにはなりません。

そして今度はこのマイクとの軋轢が、別のドラマを生み出してゆくことになります。


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