ブレイキング・バッド シーズン5 第12話より:
make one’s toes curl
人を不愉快にさせる、辱める、喜ばせる、興奮させる
ソウルの手配したプロによって、別人として人生をやり直すはずだったジェシー。
だがその出発直前に予期せぬ事態が起こり、やり直し計画は破談、
アルバカーキに留まることになってしまう。
全てを捨てて新天地へ行く予定だったため、住む場所も処分してしまった彼は
流れ流れて何とハンクの家に居候をすることに。
ハンクのこの行動は、ジェシーをウォルターに逮捕に向け
重要な切り札として使いたいという狙いからであり
早速ビデオカメラを前に、証言を取ることに。
This… this can’t be what you mean by burning him to the ground, right?
これ・・・これをした所で先生を破滅させることは出来ないよな?(ジェシー)
I got stories that’ll make your toes curl, but, you know,
俺はあんたが喜びそうな話は出来るけど、だけどあれだよ、(ジェシー)
it’s just “My word against his word” kind of stuff.
そいつは「先生にとって不利な話」ってだけでさ。(ジェシー)
So, you know, I don’t really have any, like, proof or anything.
だから、その、俺の話には証拠みたいなもんは無いんだぜ。(ジェシー)
burn (someone) to the ground 「人を破滅させる、破壊的なダメージを与える」 という意味で
正に「燃え尽きて地面に崩れ落ちる」ほどのダメージを与える、ということです。
そして make one’s toes curl は
「人を不愉快にさせる、辱める、喜ばせる、興奮させる」ということで
一見正反対の意味が同居しているイディオムですが
共通するイメージは屈辱にしろ、喜びにしろ
one’s toes curl「つま先が内側にキューッと曲がる」ような状態ということです。
それは屈辱を受けて身が縮んだり、緊張した結果の場合もあれば、
喜びや興奮、ウズウズするような楽しみによっての場合(性的な意味も含めて)もあるわけで
今回の場合は、ハンクがとても興奮する、喜ぶような、という意味で使われています。
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