ザ・メンタリスト シーズン2 第7話より:

bad blood
憎しみ、わだかまり、不仲


資産家令嬢が何者かに誘拐される事件が起こり、捜査に乗り出したCBI。

だがこのところ、少々脱線しながらも成果を上げているリズボンのチームと
ジェーンのやり方を嫌うボスコのチームの対立が、上司の目にあまるほどになっており
両チームは不仲修復のきっかけとして、この事件の合同捜査を命じられる。

しかし相変わらず仕事中にも続くいがみ合いの最中、
ヴァンペルトが容疑者に撃たれて負傷するという事態が起こる。

これに目を覚まされたリズボンはこれまでの自分たちを反省し、
ジェーンも含めた皆で協力し合おうと、改めてボスコに呼びかけるのだった。

This is our fault.
私たちのせいだわ。(リズボン)

What do you mean?
どういう意味だ?(ボスコ)

Rigsby said that he and Hicks were going at it when Van Pelt was shot.
彼女はリグズビーとヒックスがやりあってた最中に撃たれたって。(リズボン)

That kind of bad blood starts with us.
チーム同士の不仲が引き金になった。(リズボン)

She’s right.
彼女の言う通り。(ジェーン)


go at it 「派手にやりあう、取り組む」という意味で
直訳すると「それに向かって行く」。

もし人に向かって行けば「やりあう、喧嘩する」、
目標や挑戦したい事に向かって行けば「取り組む、頑張る」という解釈になり
誰かを鼓舞したいときは

Have a go at it.
やってみなよ。


という使い方もあります。

そして bad blood は「憎しみ、わだかまり、不仲」ということで
不仲は「悪い血、取り除くべき病巣」みたいなイメージなんでしょうか。

つい、昔アメリカやヨーロッパで行われていた瀉血(しゃけつ)を思い浮かべてしまいます。

人体の病は血を入れ替えて直そう、諸悪の根源は汚れた悪い血なんだ・・・
と信じられていたあの時代の思想が、今に受け継がれた表現なのかなあと思いました。



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