モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン1 第1話より:

heartfelt
心からの


「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は、Amazonプライム独占配信中のドラマで
NYの交響楽団を舞台にしたコメディです。


この動画の中で、モデルの男の子が
「クラシック音楽のことはよく知らないけど面白かった」と言っていますが
本当にその通りで、そこがすごいんです。

物語は古株の指揮者・トーマスが、楽団の表舞台から裏方に移され、新たな後任として、
型破りな若き天才指揮者・ロドリゴがやってくるところから始まります。

ロドリゴという名が示す通り、ラテンの血を引きラテン訛りの英語を話す彼は
格式はあるものの停滞しているこの交響楽団を
彼ならではの手腕で生まれ変わらせてゆきます。

Well, as most of you know,
皆さますでにご存じのように、(トーマス)

tonight’s concert marks the final performance that I shall give as the conductor of this very fine orchestra.
今夜は私がこの素晴らしい楽団で指揮者を務める最後の夜です。(トーマス)

(中略)

I have gratefully accepted the newly minted role of executive musical director emeritus.
そして私は“常任名誉音楽監督”という新設の役職をありがたく引き受けました。(トーマス)

Whatever the hell that means.
どんな役割なのやら。(トーマス)

Before I do go, I would just like to say a heartfelt thanks to some very special people here tonight.
最後にこの場を借りて、ここに居る特別な仲間たちに心からの感謝を表します。(トーマス)


mark は「印、跡、示す」、
ここでは「(記念となる日・事柄等を)示す」という意味で使われています。

tonight’s concert marks the final performance
(今夜のコンサートは私の最後の公演となります)。

mint「薄荷、造幣局、(貨幣を)鋳造する、(新語等を)造り出す、(状態が)真新しい」。

mint には実に多くの意味があり、
ここでは「(新語等を)造り出す」の意で使われています。

newly minted role(新たに創設された役割)。

またオークションサイトの Ebay なんかでは
よく品物の状態を示すフレーズで mint condition(ほぼ新品)という言葉を目にします。

mint が「新しい、新たに造り出す」を意味するとは、なかなかピンと来ませんが、
結構頻繁に出て来る単語なので、こういう機会に覚えておくと役立ちますね。

そして heartfelt は「心からの」。

形としてはセリフ通りの heartfelt thanks to~「~に心からの感謝を表します」が
よく使われると思います。

この「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は、主演俳優(ロドリゴ役)に
ガエル・ガルシア・ベルナルを起用して、完全オリジナルで作っているドラマで
初回から名作の匂いがプンプンしております(笑)。

いやあ、Amazonってお金あるんですね・・・
画面全体からクオリティ重視で予算をかけて作っている感じが漂います。

年明けにNHKの番組で知った話ですが、日本の若い役者さんたちは
最近は地上波ドラマよりも
Hulu、Amazon、Netflix、WOWOWが企画したドラマに出たがるそうです。

彼らの考えでは、地上波放送局より上記の会社の方が
予算も潤沢でクオリティの高い作品作りに参加出来ると感じていて
ひいては自分のキャリアにプラスになる・・・というのがその理由でした。

「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」のような作品を見ると
日本の若手俳優たちが、こちら側に行きたがるのも納得出来ます。

先のエピソード視聴が楽しみなドラマが、また一つ増えました。


※「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は Amazonプライムで視聴出来ます。


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