ザ・メンタリスト シーズン6 第2話より:

cut a deal
契約を結ぶ、取引がまとまる


レッドジョンの件と並行して、
CBIはドローンを使った車の爆破事件を追っていた。

小型ドローンに積まれた爆弾が、
タイタスという男性の乗った車にぶつかり、彼が亡くなった事件で、
ジェーンとリズボンは彼の勤務先の女性同僚・クリスを逮捕。

クリスを無実と信じて共にやってきた上司のエリオットだったが
彼女が犯行を自供したことに動転し、その場を逃げるように去っていく。

Obstruction of justice, fraud, maybe even manslaughter.
司法妨害、不正、過失致死もあり得る。(リズボン)

(中略)

…I’m done.
・・・私は帰る。(エリオット)

Wait, wait, Elliott, hang on.
待って、エリオット、待ってよ。(クリス)

Look, everything’s gonna be all right if we just, if we just hang together.
大丈夫よ、ただ私たち皆で、皆で団結すれば。(クリス)

Hang together? Are you insane? After what you did to Titus!?
団結だと? 気でも狂ったか? 自分のしたことを分かってるのか?!(クリス)

(中略)

I’m calling my lawyer and cutting a deal.
私は弁護士と契約する。(エリオット)

You’re on your own, Kris. Good luck.
君は一人で頑張れ、クリス。幸運を。(エリオット)


obstruction「妨害、支障、障害」。

manslaughter「過失致死罪」。

I’m done「もう終わりだ、(これ以上は)付き合いきれない」、
このシーンでは「君に付き合うのはここまでだ、これ以上は関わらない」
といった意味で使われています。

hang together「一丸となる、団結する」。

insane「非常識、正気でない、狂気の沙汰」。

After what you did to Titus(タイタスにあんな事をしておきながら)。

after what you did~ は直訳すると「あなたがした事の後で」、
「(ある人に)あんな酷い事をしたのに、よくも平気でいられるね」といった意味で
よく使われます。

そして cut a deal は「契約を結ぶ、取引がまとまる」。

直訳すると「deal(取引・契約)を cut(切る)」となるので不思議な感じですが
これは契約や取引により生じる利益を切り分ける、というイメージから成り立つ表現で
大きなステーキやケーキ(自分たちがこれから得る利益)を分け合う仲間である
=「契約を結ぶ、取引がまとまる」。

意味としては「契約を結ぶ」ですが、
イメージとしてはすでにその先に分配する利益を見ている、というところが
非常にドライで直接的、英語らしいなと思います。

you’re on your own「独力でやれ、自分の力で立て」、
ここまでは助けてあげてたけど、ここからは自分でやりなよ、とか
こちらの助けは期待しないで勝手にやってよ、など、ちょっと相手を突き放すような言葉です。

このシーンでもエリオットは、自分のためには弁護士をつける(cut a deal)けど、
クリスには You’re on your own「勝手にやってくれ」と言っています。


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