ママと恋に落ちるまで シーズン5 第22話より:

take something to the grave
(秘密や事実等を)黙ったままでいる、死ぬまで明かさない


テッドは新たなデート相手・ロイスと映画鑑賞に出かけるが
そこで見た映画が、自分とステラ、彼女の元カレ・トニーを題材にしている事に気づく。

自分との結婚式直前に、ステラはトニーの元へ去ってしまったのだが
彼は金持ちのボンボンで、ハリウッドで映画を作るのが夢だった事を思い出す。

どうやら彼の夢が実現したようだったが、その内容はテッドの記憶とはまるっきり逆で
自分がトニーとステラに割って入る邪魔な笑い者として描かれている。

ロイスはそれとは知らずこの映画を絶賛し、何度も観たいというので
テッドは困り果て、仲間たちに相談する。

It was written by Tony Grafanello.
それがトニーの脚本なんだ。(テッド)

Tony Grafanello? That’s…
トニーって、あの・・・(リリー)

Yeah, the guy that Stella left me for.
そうだ、ステラが俺を捨ててくっついた奴だ。(テッド)

This movie is the whole story of our breakup.
あの映画は俺たちの別れが題材だ。(テッド)

(中略)

Ted, I think you need to tell Royce the story of what happened with you and Stella.
テッド、ロイスに話すべきよ、ステラとあなたの事を。(リリー)

It’s gonna come out eventually.
いずれバレるだろうし。(リリー)

Why? Why does it even have to?
何で? なぜ話す必要が?(テッド)

Well, for starters, it’s now the fifth highest-grossing movie of all time.
まず第一にこの映画、歴代興行成績第5位のヒット作品だから。(ロビン)

I don’t care. I’m taking this to the grave.
どうだっていい。 この事は誰にも話す気はない。(テッド)

It’s a stupid movie, anyway.
どうせバカげた映画なんだし。(テッド)


come out「(外へ)出て来る、出かける」。

It’s gonna come out eventually(それはいずれ表に出て来る)
=「いずれバレる」。

for starters「まず第一に、手始めに」。

highest-grossing「最高収益の」、
gross「総体、総計、総利益をあげる」、それに highest「最高の」が付いて「最高収益の」。

どうやら歴史的大ヒット映画になりそうだから、
今のうちに真実は真逆である事を話すべき、という感じでしょうか。

映画の中でトニー役を演じているのはジェイソン・ルイス、
SATCで、病気と闘うサマンサを支える年下彼氏を演じていた人です。

この人はリバー・フェニックスに似た雰囲気の凛々しいハンサムだと思うんですが
昔からブレイクしきれず大役がつかないまま、今になってしまった感が。

確か美輪明宏さんの本の中で、
美しすぎる人は芸能界で大成出来ないという話があって
どこか破綻したところ、顔は良いけど足は短いとか背は低いとか、
そういうのがないと売れない、大スターにはなれないのだとか。

連ドラのチョイ役じゃなくて、自分が主演のドラマがあってもよいのにねえ・・・と
個人的には思うんですが、綺麗すぎても上手い事いかないんでしょうね。

そして take something to the grave は「(秘密や事実等を)黙ったままでいる、死ぬまで明かさない」。

直訳すると「墓まで持っていく」、
日本語でも“この秘密は墓まで持っていく”とか言いますが、英語も同じ感覚なんですね。

作り物とはいえ、ここまで笑いものにされたら裁判起こす人もいそうですが
私なら収益の何パーセントか要求したい(笑)。


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