ママと恋に落ちるまで シーズン9 第24話より:
to the point
適切な、的を得た、要領を得た
テッドは仲間との青春時代の思い出から、妻トレイシーとの話まで
ようやく全てを子供たちに語り終えた。
彼が満足げに娘と息子の顔を見やると、
娘がこれはママの話と言うより、いかにテッドがロビンが好きかの話だと言い出す。
すでに妻・トレイシーが他界して6年、
子供たちは父がロビンと付き合いたいのなら、もしその許可が欲しいのなら
自分たちは賛成すると言うのだった。
And that, kids is how I met your mother.
こうしてママと恋に落ちたんだ。(テッド)
(中略)
No. I don’t buy it.
ウソ。 私は信じない。(テッドの娘)
That is not the reason you made us listen to this.
こんな話を私たちに聞かせるのには、理由があるはず。(テッドの娘)
(中略)
You made us sit down and listen to this story about how you met mom.
パパは私たちに延々とママとの馴れ初めを聞かせた。(テッドの娘)
Yet mom’s hardly in the story.
けどママの話はほんの少しだけ。(テッドの娘)
(中略)
I can’t believe this.
なんてことだ。(テッド)
I kept this story short and to the point, and you guys still missed it.
パパが簡潔に要点を絞って聞かせたのに、分かってくれてないとは。(テッド)
The point of the story is…
この話の要点はだな・・・(テッド)
Is that you totally, totally, totally have the hots for Aunt Robin.
つまりロビンおばさんにめっちゃホレてるって話でしょ。(テッドの娘)
No, I don’t.
違う。(テッド)
Yes, you do.
そうだってば。(テッドの娘)
You’re grounded.
お前は外出禁止。(テッド)
Wow, you are really into Aunt Robin.
ひゃあ、マジじゃんか。(テッドの息子)
You’re grounded, too.
お前もだ。(テッド)
I don’t buy it(私は[その話を]買わない)
=「(その話は)信じない、真に受けない」。
yet「にもかかわらず、けれども、それなのに」。
Yet mom’s hardly in the story(けれどもママの事は話にほとんど出て来ない)。
何しろ9シーズンのうち、ママが出て来たのは最終シーズンだけ、
最初の頃は幼さが残っていた子供たちも、大人っぽく成長してしまっています。
そして to the point は「適切な、的を得た、要領を得た」。
I kept this story short and to the point(話は短く、要領を得ているように努めた)
=「簡潔に要点を絞って」。
9シーズンということは、9年間も続いたわけなので
ここは笑うポイントなんでしょうね(笑)。
have the hots for~「~に恋心を抱く、~に熱をあげる、~に惚れている」。
You’re grounded「(罰としての)外出禁止」。
ground「(船を)座礁させる、(航空機の)離陸を不可能にする、外出禁止にする」
何となく、繋ぎとめて本来の動きを制限する、みたいなイメージが浮かびます。
特に子供や自分より目下の人に使われる表現で
おしおきとして家に繋いでおく・閉じ込めておく=「外出禁止」。
子供たちに本心(?)を見透かされ、思わず外出禁止を口走ってしまったテッド。
本エピソードが本当の最終回、物語のしめくくりなんですが
このエンディングには賛否両論あったそうです。
ママは結局若くして亡くなり、ロビンがテッドの心にまたよみがえってくる・・・
先はどうなるか分かりませんが、二人の第二章が始まりそうな予感で終わります。
全部を見た私の感想は、トレイシーにも本当はマックスという、生涯忘れられない最愛の人がおり
彼がもし亡くなっていなければ、テッドと結ばれることは多分なかった。
テッドにもロビンという忘れられない人がおり、彼女がバーニーと結婚しなければ
違う展開があったかもしれない。
どちらにも事情により途中で諦めた生涯の恋があったんですよね。
そういう似た者同士の二人が出会って惹かれ合い、結婚して子供も産まれた、
けれど彼女も若くして天に召されてしまった。
彼女は多分、天国でマックスと再会しているだろうし
テッドも独りで子供を育ててきて、今またロビンに気持ちが傾いている。
精一杯人生を生きてきたトレイシーとテッドそれぞれの
生涯の恋・第二回目が始まった、そんな気がしました。
この先テッドとロビンが天寿を全うして天国に行った時、
トレイシーとマックスに長い土産話を聞かせるんだろうなと、
この4人は不思議かつ強い縁で結ばれた関係なんだなと、そんな風に思えて
個人的には良い終わり方だったと思います。
でもまあ9シーズンはちょっと長すぎて、定期的に挟んでくる
マーシャルのビンタの話とか、面白さが全く分かりませんでした(笑)。
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