モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン4 第1話より:
pin down
押さえつける、(約束などに)縛り付ける、束縛する
NYフィルでは、新しい演目として
世界的なバレエダンサー・エゴンとロドリゴの共演を企画している。
責任者のグロリアは、この公演を大成功させて
楽団の収益アップを図ろうとしているが
エゴンは、観客を置かないモダンバレエをやりたいと言う。
だが観客が入らなければ収益は望めない。
グロリアはどうにか彼に儲かる公演をして欲しいと願うのだが
肝心の打ち合わせにロドリゴは顔を見せず
なぜか会合場所のレストランでウェイターをしている。
Thank you so much for meeting us up here.
今日はお越しくださってありがとうございます。(グロリア)
Rodrigo can be a little hard to pin down sometimes.
ロドリゴは捕まらない事があって。(グロリア)
That’s exactly why I want to work with him.
そこが彼の魅力ですよ。(エゴン)
(中略)
Egon. Ah, so nice to meet you.
エゴン。 会えて嬉しいよ。(ロドリゴ)
I can’t wait to talk to you. But here are the menu first.
早く話をしたいよ。 でもまずはメニューだ。(ロドリゴ)
(中略)
You’re working here now?
ここで働いてるの?(グロリア)
On Thursdays, yeah, Thursday afternoon.
木曜はね、午後だけ。(ロドリゴ)
(中略)
Rodrigo, I’d like to work with you on a modern ballet.
ロドリゴ、モダンバレエの公演で君と組みたい。(エゴン)
pin down は直訳すると「ピンで留める」、
そこから「押さえつける、(約束などに)縛り付ける、束縛する」。
ここでは Rodrigo can be a little hard to pin down sometimes
(ロドリゴは時折縛り付けるのが難しい)=「捕まらない事がある」。
あちこち動き回る彼を pin down しようとしても
なかなかピンが刺さらない=捕まらない、そんなイメージが浮かんできます。
なぜロドリゴがレストランで働いているかというと
この店のリッキーという子が、ユースの楽団員で
彼の才能を感じたロドリゴが、彼に特別レッスンを受けさせてあげるため。
本来なら店を手伝うはずのリッキーがレッスンに出ている間、
彼の代わりにロドリゴがシフトに出ていたのでした。
このリッキーへの言葉として
you got some chops「君は才能あるよ」というセリフが。
chop は空手チョップの chop「切る」なんですが
その他に「音楽の才能」という意味もあり、got chops「才能あるよ」。
知っていないとちょっと意味の見当がつかない、面白い表現だと思いました。
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