トゥルーブラッド シーズン2 第3話より:

get carried away
調子に乗る、我を忘れる、(場に)流される


謎の富豪女性・マリアンのもとに身を寄せているタラは
同じく居候中の若い男性・エッグスと惹かれ合うようになる。

だがある夜、マリアンの屋敷で開かれたパーティで
集まった人々があちこちで乱交まがいの行為を始めたことに驚く。

普段はとても真面目な人々までもが
なぜかマリアンのパーティでは人が変わったように乱れる様子を見て
タラはサムの忠告を思い出し、マリアンに恐怖を感じ始める。

その上自分と良い雰囲気だったエッグスも、
二人の間に割り込んできたトップレス女性とイチャつき出したので
タラは思わずその場を走り去る。

Hey, Tara. Hey, come on.
タラ。 待ってくれよ。(エッグス)

That girl in the tub was drunk.
彼女はただ酔っぱらってるだけ。(エッグス)

I don’t even know who she was.
そもそも知らない子だし。(エッグス)

It looked like you wanted to know her.
今から知り合いたいって感じだったけど。(タラ)

I just got carried away, that’s all.
雰囲気に流されただけだよ。(エッグス)

(中略)

That’s just a bunch of drunk people trying to let loose.
みんなで酔ってウサ晴らしをしてるだけじゃないか。(エッグス)

That’s got nothing to do with us.
俺たちの間柄には何も影響しない。(エッグス)

I don’t give a crap what people do with their own body parts,
人が何をしようが勝手だけど、(タラ)

but there’s no “us” if this is your scene.
こういう世界がお好みなら、私は同類じゃないわよ。(タラ)


get carried away は「調子に乗る、我を忘れる、(場に)流される」。

直訳すると「(波などに)さらわれる、運ばれる」、
思わず調子に乗って、普段ならしないようなことをしてしまうとか
場に流されて、本意ではない言動をしてしまう、といった意味になります。

エッグスのように、思わずフラついた言い訳としても使えそうですね(笑)。

let loose「(人や動物を)解放する、自由にする、爆発させる、リラックスする」。

That’s just a bunch of drunk people trying to let loose
(あれはただ、酔っぱらって自分を解放したい人の集まりだ)
=「みんなで酔ってウサ晴らしをしてるだけ」。

let loose([紐などを]緩める)、すなわち緊張状態を解き放つ、
首につながれている縄(普段の暮らしで窮屈な事やストレス)を緩める、
みたいな感じでしょうか。

I don’t give a crap what people do with their own body parts
(人が彼ら自身の肉体で何をしようが私は気にしない)
but there’s no “us” if this is your scene
(だけどもしこれがあなたの世界なら「私たち」はあり得ない)
=「こういう世界がお好みなら、私は同類じゃない」。

ちょっとマリアンの特殊能力が何なのか、まだ明らかになっていませんが
このパーティはエグイ光景でした。

皆がマリアンの能力でおかしくなっているのに
タラはいつも正気を保っているというのも、何か秘密がありそうです。


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