先日から「Five must-read books from Japanese literature – 日本文学で読むべき5冊」を読んでいます。

日本文学で読むべき5冊


・「日本文学で読むべき5冊」(1)
・「日本文学で読むべき5冊」(2)
・「日本文学で読むべき5冊」(3)
・「日本文学で読むべき5冊」(4)
・「日本文学で読むべき5冊」(5)
・「日本文学で読むべき5冊」(6)
・「日本文学で読むべき5冊」(7)

Modern Japanese Short Stories
(Tuttle Publishing, 2019)



Some stories are quite simple in plot, provoking the reader to stop and reflect.
いくつかの物語の筋書きはシンプルで、読者を立ち止まって考えたい気持ちにさせる。


plot「陰謀、策略、(小説・脚本などの)筋、構想、プロット、敷地図、見取り図」。

provoke「怒らせる、いらいらさせる、(感情、行動などを)引き起こす、扇動する」。

The Camellia by Ton Satomi, is once such tale: two sisters lie close in bed in their new home.
里見弴の「椿」はそんな話である:二人の姉妹が新しい家でベッドに寝ている。

One wakes up in hysteria when a camellia flower drops loudly on the floor – an ominous sign.
そのうち一人が椿の花が床に落ちた音でヒステリックに目覚める、それは不吉な印であった。


hysteria「ヒステリー、病的興奮」。

ominous「不吉な、縁起の悪い、険悪な」。

Then they slowly start laughing, and build up to a frenzy, only moments afterwards.
すると一瞬の間の後、二人はゆっくりと、狂ったように笑いだす。


frenzy「逆上、乱心、狂乱、熱狂」。

We are left wondering what is the secret they laugh at?
ここで私たちは彼女たちがなぜ笑い出したのか?と考えさせられる。

But other stories are great windows into the social scenery.
だが他の物語では、社会風景が良く覗けるものもある。

Machine by Riichi Yokomitsu is a criticism of the gruelling working conditions at the time, written from the point of view of a bereaved lover.
横光利一の「機械」は、当時の過酷な労働状況を批判した作品で、先だった恋人の視点で描かれている。


gruelling「難しい 辛い 大変な」。

bereaved「遺族、肉親に先立たれた、あとに残された(人たち)」。

Downtown by the female author Fumiko Hayashi is a beautifully written story of a gentle love between two paupers.
林芙美子の「下町」は、貧しい男女の穏やかな愛が美しく書かれた物語だ。


pauper「貧困者、貧乏人」。

Nightingale by Einosuke Ito, depicts country life through the daily events at the local police station with each visitor in this comic tale illustrating the workings of cause and effect on a small scale.
伊藤永之介の「鶯」は、田舎の警察署を舞台に、そこを訪れる人々とのやり取りや出来事を通して人生の因果をコミカルに描いている。


depict「(絵画・映画などで)~を描く、言葉で描写する、叙述する」。

cause and effect「原因と結果、因果」。


ここに紹介されている作品のうち、青空文庫には

横光利一「機械」
林芙美子「下町」

の2編がありました。

しかし横光氏の「機械」は、ちょっと見ただけでも句読点が少なすぎて、読むのが大変そうで根気がいりそう・・・。

これを英訳した方も、かなり集中力がいったのではないかと思います。


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