先日から「Spencer and the ever-transfixing mystery of Princess Diana -「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」を読んでいます。

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・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(1)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(2)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(3)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(4)

More celebrated in its tackiness, meanwhile, has been the recent Diana:
一方、その安っぽさで有名になった最近のダイアナは

The Musical (2021), the low-rent Broadway show placed in stasis by Covid-19 but released in a filmed version on Netflix last month to gleeful derision.
「The Musical」(2021年)で、これはコロナによって停止状態に置かれていた低俗なブロードウェイショーだが、先月ネットフリックスで映像版が公開され、愉快な笑いを誘った。


stasis「体液流の停止、血行停止、停滞、沈滞」。

derision「あざけり、あざ笑い」。

Among its many absurdities, it finds itself beholden to one of the more erroneous Diana myths peddled by popular culture:
くだらない点は多いが、この作品はその中でも巷で流布されているダイアナ神話の中で最も間違った内容から成り立っている、


absurdity「不合理、不条理、ばかばかしさ」。

beholden to~「(人に)恩義を受けて、負い目を感じて」。

peddle「行商する、(町中で)密売する、宣伝する、ばらまく」。

that her early courtship with Prince Charles was a rags-to-riches fairytale.
彼女の早かったチャールズ皇太子との真剣交際は、立身出世のおとぎ話だというのだ。


courtship「(鳥や動物の)求愛(動作)、(女性への)求婚、求愛、求婚期間、(結婚前提の)交際」。

rags-to-riches「立身出世、一文無しから大金持ち、貧乏から成り上がる」。

This, despite the fact the Spencer family boasts both a multi-million-pound fortune and a multi-generational aristocratic lineage.
元々スペンサー家は数百万ポンドの資産と、数世代にわたる貴族の血統を誇っているにもかかわらず。


boast「自慢する、誇る」。

“It’s wholly untrue [to think of Diana as working class]” Lodge says,
「ダイアナを労働者階級と考えるのは、まったくの誤りです」とロッジ氏

“but it plays neatly into the mythos”
「しかし、それが大衆の語り継ぐ物語に入り込んでしまっています」

- a mythos that was established within popular culture from the moment Diana entered the public consciousness.
それは彼女が大衆意識に入った瞬間から人々の中で定着してきた物語だ。



rags-to-riches は「路上(のラグの上)で物乞いをするような貧しさから大金持ちへ」=「貧乏から成り上がる」といった意味になります。

ともかくダイアナは玉の輿狙いの成り上がり者じゃない!という点は伝えておきたい、という思いが伝わって参ります。

まあブロードウェイのミュージカル、恐らくアメリカ主導の作品でしょうし、王室、貴族、そういう存在に対する英国人の思いなどは、あまりよく理解されていないのでしょうね。

皇室を戴く日本人の一人としては、ダイアナさんの出自を軽々しく曲げて(出来の悪い)エンタメに仕立てたのが気に入らない思いは分かる気がします。

一般庶民がいきなりプリンセスになりました!とか、アメリカはそういう作品が多いですよね。

特別な血筋や家柄に伴う苦労や責務はとりあえず脇に置いて、キラキラした部分だけを取り上げてキャッキャとはしゃいでいるような・・・。

ダイアナさんはフォトジェニックな女性でしたから、余計にそういうポップな扱いをされやすいのかもしれませんね。


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