先日から「The overlooked benefits of real Christmas trees -「本物のクリスマスツリーの見過ごされた利点」を読んでいます。
・「本物のクリスマスツリーの見過ごされた利点」(1)
・「本物のクリスマスツリーの見過ごされた利点」(2)
・「本物のクリスマスツリーの見過ごされた利点」(3)
・「本物のクリスマスツリーの見過ごされた利点」(4)
・「本物のクリスマスツリーの見過ごされた利点」(5)
In one recent study in Germany, for example, researchers found Christmas tree plantations could represent important refuges for declining farmland birds such as yellowhammers and common linnets in intensive agricultural areas.
例えばドイツで行われた最近の研究では、クリスマスツリーのプランテーションは、農耕地に生息し、減少しつつあるキアオジやムネアカヒワのような鳥の重要な避難場所となる可能性があると分かった。
yellowhammer「キアオジ」。
common linnet「ムネアカヒワ」。
The results chime with another 2018 study in Sauerland in Germany which found the plantations are important strongholds for woodlarks.
この結果は、2018年にドイツのザウエルランドで行われた別の調査で、植林地がキツツキにとって重要な拠点であると判明した事とも符合する。
Meanwhile, a study in Belgium found that beetle diversity – including of threatened species – was higher in Christmas tree plantations than maize fields,
一方ベルギーでの研究によると、絶滅危惧種を含むカブトムシの多様性は、クリスマスツリーのプランテーションではトウモロコシ畑よりも高いが
although lower than in spruce plantations for timber, which are left to grow for longer and use less fertilisers and pesticides than Christmas trees.
クリスマスツリーよりも長く放置され、肥料や農薬の使用量も少ない木材用のトウヒのプランテーションよりは低い事が判明。
Meanwhile, in naturally forested areas of the north-east US, younger, open forests like Christmas tree plantations
そしてアメリカ北東部の自然林地帯では、クリスマスツリーの植林地のように若く開けた森林が
can provide higher concentration of insects or grasses to support birds and mammals in certain parts of their lifecycle, says Finton.
鳥や哺乳類の生活環のある部分を支える昆虫や草をより多く提供していると、フィントン氏は述べる。
“Especially if the Christmas tree farm is part of a much larger landscape or a mosaic of habitat types, including mature, larger, intact forests, I think there’s a real ecological niche that it’s fulfilling.”
「特にクリスマスツリー農場が、成熟した大規模な手つかずの森林を含む、より大きな景観や生息地のモザイクの一部である場合、本当に生態的地位を満たしているのだと思います。」
intact「手をつけてなくて、損なわれていなくて、(そっくり)そのまま・完全で」。
ecological niche「環境適所、生態的地位」。
最後の文にある「生態的地位」とは、、、
生物の種が、生息する環境において果たしている生態的な役割あるいは地位。具体的には、住んでいるいる場所、餌や捕食者(天敵)の種類などが問題になる。一般に同じニッチを同時に異なった種が占めることはできないので、時間や空間をすみわけたり、餌を食いわけたりすることによって共存が可能になる。
つまり、古い森や様々な自然林の中に、クリスマスツリーの(人工的な)畑も加わったなら、そこは色々な野生の生物が本当に暮らしやすい環境が整った場所かもしれない、という感じですかね。
農地が人間向けにどんどん改革されていく中で、クリスマスツリー農場が行き場を失った鳥たちの避難場所になっているかもしれないと。
そういう話を聞くと、あまり罪悪感?を感じずにツリーを飾れそうな気になってきます。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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