先日から「The lifelong effects of ‘the favourite child’ -「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」を読んでいます。

“お気に入りの子”の生涯続く影響とは


・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(1)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(2)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(3)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(4)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(5)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(6)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(7)
・「“お気に入りの子”の生涯続く影響とは」(8)

Gilligan also highlighted the real damage that can result from differential treatment, which showed up in the longitudinal story,
ギリガンは更に長期的な関わり合いで現れる、差のある待遇がもたらす現実的なダメージ、


longitudinal「経度の、経線の、縦の、長さの」。

such as poor sibling relationships, the less-favoured sibling feeling more inadequate about themselves, and having a less positive relationship with the parent.
兄弟関係が悪くなる、優遇されなかった子が抱く無力感、親との関係が良好でなくなる、などの点を強調する。


inadequate「不十分な、不備な、不十分で、力がなくて、不適当で、不適切で、(社会的に)適性を欠いた、社会不適格の」。

Being the “golden child” can also come with pain.
「特別な子」であることもまた、痛みを伴うことがある。

“You might expect being a favourite child to come with many benefits, however, it can also cause emotional distress for adult children,” she says.
「愛される子であることは、多くのメリットがあると思われるかもしれませんが、アダルトチルドレンにとっては精神的苦痛をもたらすこともあります」と彼女。

“We have found favouritism to be associated with higher depressive symptoms for favoured children.
「特別な寵愛は、それを受けた子どもにとって、より高い抑うつ症状と関連することが分かっています。

We believe that this is because being a mother’s favorite child creates conflict in their favoured children’s relationships with their siblings.
これは、自分が母親のお気に入りの子供であることが、他の兄弟との関係に葛藤を生むからだと考えられます。

We have found that that this tension with siblings in adulthood is consequential for psychological well-being.”
大人になってからの兄弟姉妹との緊張関係は、心理的な幸福に影響を及ぼす事が分かりました。」

It may also lead to an unequal burden later in life.
またその後の人生において、不平等な負担を強いられることにもなりかねない。

When a parent eventually requires care by family, they often turn to the child they feel was the favoured one, she says.
やがて親たちが家族による介護を必要とするようになった時、親はしばしば、自分のお気に入りの子を頼るようになる、と彼女。



一人だけが明らかに気に入られていると、他の子たちはそれを不公平に思う。

特別に愛された子にとって、そのことが生涯にわたって影響するかもしれないと。

まあこれはあるだろうなと思います。

私は一人っ子で、周りからは「一人じゃ寂しいでしょう」とよく言われました。

しかし実際にはそんなこともなく、一人でノビノビ生きられることに幸せを感じていた部分もあります。

兄弟姉妹が居る友達を見ていると、愛情の不均衡は、何となく子供の目からも分かることがありました。

しかし大人になってから幼馴染に再会すると、子供の頃とは「親のお気に入りの順位」が入れ替わっていることもありました。

親も人間、子も人間。

置かれた環境やその時の状況によって、親子の関係性も変わるものなんだなと思います。


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