先日から「Aikido: A Japanese martial art practiced by millions -「合気道: 数百万人が実践する日本の武道」を読んでいます。
・「合気道: 数百万人が実践する日本の武道」(1)
・「合気道: 数百万人が実践する日本の武道」(2)
・「合気道: 数百万人が実践する日本の武道」(3)
・「合気道: 数百万人が実践する日本の武道」(4)
・「合気道: 数百万人が実践する日本の武道」(5)
As I wandered around the exhibits, I was catapulted into Ueshiba’s extraordinary life.
展示物を見て回るうちに、私は植芝氏の非凡な人生に引き込まれていった。
catapult into~「~を突然(ある状態に)至らせる」。
He lived all over Japan, including settling for a period in the northern expanses of Hokkaido to set up a farming community.
彼は日本各地を転々とし、一時期は北海道の北の大地に居を構えて農業も営んだ。
In his youth, he’d mastered karate and judo but had found them to be too competitive.
若い頃には空手と柔道を習っていたが、それらは他者との競い合いが強すぎると彼は感じた。
“So, he took aspects of both to fashion a martial art that suited him,” Gomita told me, adding that he eventually settled on the name “aikido” in 1942.
「ですから彼は両方の側面を取り入れ、自分に合った武道を作り上げたのです」と五味田さんは私に話し、最終的に1942年に「合気道」という名に落ち着いたと付け加えた。
fashion「流行、ファッション、(上流人の)暮らしぶり・生き方、やり方、方法、流儀、種類、形状、型、~を適合・適応させる、~をなじませる」。
Initially, Ueshiba was mainly devoted to his own training and took on few students.
当初、植芝氏は主に自身の訓練に専念し、弟子はほとんどとらなかった。
Despite standing at just 156cm tall – as a life-size photograph in the museum demonstrated
記念館にある等身大の写真が示すように、彼は身長156cmしかないにもかかわらず
- he could neutralise much larger opponents, and even multiple ones at a time.
自分よりはるかに大きな相手、さらには複数の相手を一度に無力化出来たという。
neutralise「中和する、相殺する、無力化する、無効にする」。
“[Yet] aikido isn’t about defeating one’s enemy,” Ueshiba emphasised, “it’s the way to unite human beings.”
植芝氏が強調したのは「合気道とは敵を倒すためのものではなく」「人類を一つにする方法」だということ。
This sense of aikido as a community, rather than an individual pursuit, was also apparent in Yukiko’s words.
合気道は個人的な求道ではなく、共同体であるというこの感覚は、ユキコさんの言葉にも表れていた。
“What I like about this practice are the bonds that form between people on and off stage,” she told me.
「この練習で好きな点は、舞台の内外で人々の間に生まれる絆です」と彼女は私に言った。
“At first, it could seem like it’s all about making your opponent fall, but real aikido is about taking care of and connecting to others.”
「最初は相手を倒すことが全てと思われるかもしれませんが、本当の合気道とは、他者を大切にし、他者とつながることなのです。」
合気道はいわゆる技を競い合う武術というよりも、精神修養の面が大きいのかなと感じます。
ちょっと宗教とかスピリチュアルな側面も感じますが、どんな分野であれ真剣に高みを目指すと、そういう領域にたどり着くものかもしれません。
人類が一つになる感覚・・・今まで感じたことがないので、どんなものなのか想像もつきません。
合気道の世界ではその感覚が共有されるのですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!