先日から「‘Motonormativity’: The bias that leads to dangerous driving -「“モトノーマティビティ”危険運転につながる先入観」を読んでいます。
・「“モトノーマティビティ”危険運転につながる先入観」(1)
・「“モトノーマティビティ”危険運転につながる先入観」(2)
・「“モトノーマティビティ”危険運転につながる先入観」(3)
・「“モトノーマティビティ”危険運転につながる先入観」(4)
But even though policymakers and planners have the larger role to play when it comes to protecting lives on roads, individual driver behaviour is also significant.
だが道路上の人命を守るという点では、政策立案者や計画者が果たすべき役割は大きいとはいえ、ドライバー個人の行動もまた重要だ。
Underestimation of driving risk has ramifications for criminology.
運転リスクの過小評価は犯罪学にも影響を及ぼす。
ramification「(細かく分けられた)分枝、分岐、支脈、支流、(派生する)効果、結果」。
Offending drivers with inflated self-perceptions “see themselves as justified in creating risks in their driving”, according to Kyd.
カイド氏によれば、自己認識を膨らませた違反ドライバーは「自身の危険な運転を正当化しがち」だという。
So no matter how severe the penalty for causing a fatal crash,
そのため死亡事故を起こした場合の罰則をどんなに厳しくしても
this is unlikely to deter hazardous drivers who never expect to actually cause a collision, she says.
実際に事故を起こすとは思っていない危険なドライバーの抑止にはならないだろう、と彼女は言う。
These expectations can be reinforced every time a motorist has an uneventful drive.
そうした考え方は、運転者が何事もなくドライブをするたびに強化される可能性がある。
Ian Walker, an environmental psychologist at Swansea University in the UK, refers to learning theory, a framework for understanding the learning process.
英国スウォンジー大学の環境心理学者イアン・ウォーカーは、学習プロセスを理解するための枠組みである学習理論に言及している。
“One of the basic elements of learning theory is that if an action doesn’t have consequences immediately,
「学習理論の基本的な要素の一つは、ある行動がすぐに結果に結びつかない場合、
we’re very bad at learning,” Walker says.
人はそれについて学ぶのが非常に苦手だということです」とウォーカー氏。
やった事の結果がすぐに出ない事を学ぶのは苦手・・・仕事、ダイエット、勉強等々、これは色々と当てはまることが思い浮かびます(汗)。
この場合は、いつも平穏にドライブを終えられていると、危険運転に対する注意や学びがおろそかになる、といった感じでしょうか。
それはいつかあるかもしれない、でも幸い今日ではなかった、この繰り返しであって「自分は運転が上手いから安全無事故が当然」という驕りを抑える事が必要なのでしょうね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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