ブレイキング・バッド シーズン4 第9話より:
fall into place
腑に落ちる、合点がいく、つじつまが合う
ある日、洗車場で働いているスカイラーの元に
かつての上司・テッドが訪ねてきた。
スカイラーは以前、テッドの会社で会計係をしていたのだが
実はテッドは不正な会計操作を行っている疑いをかけられ、近々監査が入ると言う。
それは会計担当として帳簿に名前が記載されている彼女にとっても重大な知らせであり
もし国税局の徹底的な取調べがテッドの会社に入れば、
彼女の洗車場の真の役割、そしてウォルターの裏稼業まで暴かれかねない一大事である。
そこでテッドとスカイラーは一計を案じ、彼女はそもそもテッドの愛人であり
今回の申告漏れはそんな素人が会計係をしていた為に起こった単純なミス、
というストーリーを監査係にアピールして、
どうにかこのピンチを切り抜けようと試みるのだった。
Ms.White, how did you get this job?
ホワイトさん、あなたはどうやってこの仕事についたんですか?(監査係)
Oh, Ted hired me.
テッドが雇ってくれたのよ。(スカイラー)
No. I mean your qualifications.
そうではなく。あなたの技能の話です。(監査係)
What are your qualifications? Where did you get your training?
どんな資格をお持ちですか?どちらで会計の勉強を?(監査係)
Oh, well, I haven’t had any training per se.
あら、えーと、あたし、特別な勉強なんてしてないの。(スカイラー)
I’ve always been naturally good with numbers.
あたしって生まれつき数字に強くてね。(スカイラー)
Got a good instinct for them.
才能があるみたい。(スカイラー)
Right, Teddy?
でしょ、テッド?(スカイラー)
… Right. This is all falling into place now.
・・・なるほど。これで合点がいきましたよ。(監査係)
qualification 「(その職業に必要とされる)資格、技能、能力、免許状」。
per se は英語ではなく、ラテン語で「~そのもの、それ自体」という意味で
ここでは「会計の勉強それ自体」ということです。
instinct 「本能、生まれ持った才能」。
そして fall into place は「腑に落ちる、合点がいく、つじつまが合う」という意味で
ここまでの杜撰な話にあきれ返った監査係がこの言葉をつぶやいた時こそ
おバカな会計ギャル(?)を演じたスカイラーが
この作戦が成功したと悟った瞬間でありました。
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