ザ・メンタリスト シーズン2 第12話より:
if worse comes to worst
最悪の場合
CBIのチーム内交際禁止のルールを破り、密かに交際しているリグズビーとヴァンペルト。
それをジェーンに時折ネタとして使われてきた二人だったが
秘密は長く隠し通せないと感じ、ついにリズボンに交際を報告する。
CBIの規定上、そして報告を受けたリズボンの口からも
男女のうちどちらかが異動になるだろう事を聞かされる。
それは覚悟の上での報告だったが
リグズビーがなぜかヴァンペルトの異動を前提に話を進めることが
彼女の癇に障ってしまう。
If worse comes to worst, they probably wouldn’t transfer you out of the central valley.
最悪の場合、君が異動になるとしても近場で済むだろう。(リグズビー)
L.A. or something like that is really unlikely.
LAとかそんな遠くにはならない無いはずだ。(リグズビー)
You assume I’m the one to transfer?
異動になるのは私の方だと?(ヴァンペルト)
Yeah, I’ve been here almost five years, so seniority.
ああ、俺はここに5年居る、いわば先輩格。(リグズビー)
Plus this is my career, you know?
それに俺はこの仕事一筋さ、だろ?(リグズビー)
It’s my career too, Wayne.
私だってそうよ、ウェイン。(ヴァンペルト)
No, I didn’t mean it that way.
いや、そういう意味で言ったんじゃない。(リグズビー)
Obviously, you can have a career as well.
もちろん君だって仕事を続けていいんだ。(リグズビー)
…Thanks for your permission.
・・・許可をどうも。(ヴァンペルト)
if worse comes to worst は「最悪の場合」。
もし worse 「良くない状況」が worst 「最悪」になったら =「最悪の場合」となります。
the central valley は、カリフォルニア州の中央部を占めるなだらかな谷のことで
彼らの暮らすサクラメントはこの谷の中ほど、谷を抜けるとLAという地理です。
きっとLAほど遠くにはいかないだろうから大丈夫、とリグズビーは言いたいようですが
まあ言い方がアレですよね(笑)。
パートナーとの関係と自身のキャリアの両立の話は
ホワイトカラーのシーズン5でも出てきました。
FBI捜査官としてNYでキャリアを積むピーターに対し
妻のエリザベスはワシントンで得た仕事を受けたいからと別居婚を選択、
さあその後どうなるの、という話はシーズン6に持ち越し中です。
日本よりは進んでいる気がするアメリカでも
女性が男性並みのキャリアを積み続けるには工夫と思い切った決断が必要なようですね。