ザ・メンタリスト シーズン5 第11話より:

bleed me dry
(人から財産、所有物などを)絞り取られる、すっからかんにされる


公園で若いモデルの女性・チャーリーの遺体が発見される。

彼女は薬物依存症でリハビリ施設に出入りしていたことが分かるが
更に大富豪のトミー・ヴォルカーとのつながりが明らかになる。

ヴォルカーは以前、テレビリポーターの事件に関わっていた人物で
確実に犯罪を犯していたにもかかわらず、CBIが逮捕出来なかった因縁の相手。

リズボンは今度こそ彼を逮捕しようと奮闘するが
何度掛け合っても逮捕状を取らせてもらえない。

ヴォルカーには上層部にコネがあることを確信したリズボンは
法曹界の重鎮たちが集う内輪のポーカーゲームに参加し
どうにかその場で令状を発行してくれる判事を探そうと試みる。

Ah. You’re going to play poker.
ああ。ポーカーをしに行くんだね。(ジェーン)

Get one of those muckety-mucks to sign off on your warrant.
会場のお偉方から令状のサインをもらうために。(ジェーン)

It’s worth a shot.
やってみる価値はある。(リズボン)

(中略:ポーカー会場にて)

Let’s see what you got, Senator.
手札を見せてくれ、議員。(判事)

Full house.
フルハウス。(議員)

Mm. You’ve bled me dry. I need a drink.
おかげでスッカラカンだ。一杯飲まなきゃ。(判事)

Excuse me, sir. I need to discuss something with you.
失礼します、判事。お話があります。(リズボン) 

I’m in no mood, Agent Lisbon.
今は気分じゃないんだよ、リズボン。(判事)

I don’t want to bother you, I hate to, but this is important.
お邪魔はしたくないんです、でも大事な事なんです。(リズボン)

Let me guess, Tommy Volker and the Charles Milk warrant.
当ててみせよう、ヴォルカーとミルクの令状の件だろう。(判事)


muckety-muck「(気取った)重要人物、お偉方」。

worth a shot「やってみる価値はある」、
ほぼ同じ意味で worth a try もあります。

そして bleed me dry は直訳すると「出血して干上がる」または
「一滴の血も残らないほど出血する」
=「(人から財産、所有物などを)絞り取られる、すっからかんにされる」となります。
字幕では「私の負け」となっていましたので
完全なる負け「おけら」みたいな感じでしょうか。

in no mood「気が向かない、気分じゃない」。

let me guess「当ててみせよう、推理させてくれ」。

君の言いたい事は分かるよ、きっと○○だろう?ということですね。

どうしてもヴォルカーを逮捕したいリズボンですが
彼の強大な権力は、法曹界にもしっかり根を張っているようです。


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