ブレイキング・バッド シーズン2 第12話より:

burn to the ground
(家、家財等が)燃え尽きる、全焼、全てを破壊する


大物ディーラー・ガスとの取引を一人でやりきったウォルターは
100万ドルを超える大金を手にした。

ジェシーと自分にはそれぞれ50万ドルの利益がもたらされる計算だが
彼はこのところ隣の美女・ジェーンの誘いに乗って、いつでもラリっており
このまま大金を渡してしまえば、全てクスリにつぎ込むことは明らかに思えるのだった。

そこでウォルターはジェシーに、体から綺麗にクスリを抜いたら金を渡すと言い渡し
ジェシーもその提案を受け入れるのだが
自分に50万ドルの金が入るアテがあることを、ついジェーンに話してしまう。

するとジェーンはそのお金でどこか遠くで二人で暮らそうとジェシーをたきつけ
すぐに彼の取り分を持ってくるよう、ウォルターに脅しの電話をかけるというシーンからです。

I take that back. This is blackmail.
前言撤回するわ。これは脅迫よ。(ジェーン)

Because what I know about you, high school teacher turned drug dealer,
あたし知ってるのよ、あなたは高校教師からドラッグディーラーに転身、

with a brother-in-law in the DEA that’d make one hell of a story.
その上義理の兄弟はDEAなんだってね、大した話だわ。(ジェーン)

National news, I’ll bet.
間違いなくトップニュースになる。(ジェーン)

Do right by Jesse tonight or I will burn you to the ground.
今夜までにジェシーを正当に扱うこと、でなければあんたは破滅よ。(ジェーン)


take back 「取り戻す、返す、前言撤回する」。

I’ll bet 「きっとそうに違いない、間違いない」。

do right by~ 「~を正当に扱う、~を尊重する」。

そして burn to the ground は「(家、家財等が)燃え尽きる、全焼、全てを破壊する」という意味で、多くの場合、火災に遭った建物に用いる表現のようですが
今回のように人物に対して使う場合は「全てを破壊する、破滅させる、消滅させる」という
激しいニュアンスになります。



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