先日から「Five must-read books from Japanese literature – 日本文学で読むべき5冊」を読んでいます。

日本文学で読むべき5冊


・「日本文学で読むべき5冊」(1)
・「日本文学で読むべき5冊」(2)
・「日本文学で読むべき5冊」(3)
・「日本文学で読むべき5冊」(4)
・「日本文学で読むべき5冊」(5)
・「日本文学で読むべき5冊」(6)
・「日本文学で読むべき5冊」(7)
・「日本文学で読むべき5冊」(8)
・「日本文学で読むべき5冊」(9)

Hard-boiled Wonderland and the End of the World by Haruki Murakami and translated by Alfred Birnbaum
(Vintage, 2001)



It is not a coincidence that the nihilistic, psychoanalytical focus is similar.
虚無主義的で精神分析に重きを置いている点が似ているのは偶然ではない。

However, what makes Murakami unique is his ability to intertwine reality with the surreal, pulling in references to another universe of his own creation.
だが村上氏を独自たらしめているのは、現実と超現実を絡み合わせ、彼の作り上げる世界と関連付ける能力だ。


surreal「シュールな、超現実的な、非現実的な」。

Every book lover has their favourite Murakami title.
本好きならば、一冊はお気に入りの村上氏の作品があるだろう。

Hardboiled Wonderland and the End of the World is mine.
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が、私のお気に入りだ。

It showcases his talent of incorporating different dimensions quite literally:
異なる様相を極めて文学的に統合する彼の才能を披露されており、


incorporate「合体・合同・結合させる、統合・合併する、編入する、法人組織にする、具体化する、組み入れる」。

here are two books proceeding at once, each chapter switching between stories.
この作品では2つの物語が同時進行で進み、各章が物語の間で入れ替わる。

The storylines are separate yet there is a commonality.
話の筋は分かれているが、そこには共通性がある。


commonality「共通性」。

It begs the question of whether our dreams are more real than reality.
私たちの夢の方が現実よりリアルなのではないかと疑問を投げかけてくるのだ。


beg the question「論点を巧みに避ける・はぐらかす、疑問を投げ掛ける、問題提起する、前提が怪しい議論をする」。


「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」という二つの話が交差する、とても凝った構成になっているんですね。

村上氏はあまり多作ではない印象がありますが、一作に込める内容がここまで凝っているなら、それも納得です。


もし今、私が家族や友人から「どうしたら英語が手軽に学べるか?」と聞かれたら、真っ先に勧めたいのが「スタディサプリENGLISH」です。

理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。

私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!

私の英会話教材体験記