先日から「Five must-read books from Japanese literature – 日本文学で読むべき5冊」を読んでいます。
・「日本文学で読むべき5冊」(1)
・「日本文学で読むべき5冊」(2)
・「日本文学で読むべき5冊」(3)
・「日本文学で読むべき5冊」(4)
・「日本文学で読むべき5冊」(5)
・「日本文学で読むべき5冊」(6)
・「日本文学で読むべき5冊」(7)
・「日本文学で読むべき5冊」(8)
・「日本文学で読むべき5冊」(9)
・「日本文学で読むべき5冊」(10)
The Housekeeper and the Professor by Yoko Ogawa, translated by Stephen Snyder
(Vintage, 2019)
Ogawa is an important contemporary writer who has won every major Japanese literary award including the Akutagawa and Tanizaki prizes.
小川洋子氏は芥川賞や谷崎潤一郎賞を含む、あらゆる文学賞を受賞している重要な現代作家だ。
contemporary「同時代の、当今の、現代の」。
Her narrators, often female, offer a sympathetic explanation of sentiments and observe the story unwind from a distance – a subtle distance that women are kept at within Japanese society.
彼女の物語の語り手は女性であることが多く、共感しやすい説明と日本社会で女性同士が保っている微妙な距離感を取り払った傍観者となっている。
And while the other books on this list are ostensibly set in Japan, this book is place-less, it transcends space and culture.
今回紹介した他の本は日本が舞台だが、この本は特定の場所ではなく、空間も文化も超えている。
ostensible「表向きの、うわべだけの、見せかけの、建前上の」。
transcend「越える、超越する、しのぐ、まさる」。
It is, in many ways, the perfect book on which to end our exploration of Japanese literature.
これはあらゆる意味で、私たちの日本文学探求を締めくくるにふさわしい作品と言える。
exploration「探検、踏査、探究、診査、触診」。
The Housekeeper and the Professor は「博士の愛した数式」、映画化もされましたね。
この作品は第1回本屋大賞受賞作を受賞しており、記事にもあるように小川洋子さんは who has won every major Japanese literary award(あらゆる主要な日本の文学賞を受賞している)評価の高い方なんですね。
映画は見ましたが本は読んでおらず・・・どうも結末は小説と映画で違っているようです。
数学者を主人公とした映画では「ビューティフル・マインド」、またドラマでは「ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル」もありましたね。
数学が苦手だった私としては、いずれの主人公も別世界の人でしたが、彼らが魅せられている数字の不思議さ・美しさというのは、少し分かるような気がします。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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