先日から「Should you get paid based on where you live? -「住んでる場所で収入が決まる?」を読んでいます。

流動的な賃金体系には信頼が不可欠。


・「住んでる場所で収入が決まる?」(1)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(2)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(3)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(4)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(5)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(6)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(7)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(8)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(9)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(10)
・「住んでる場所で収入が決まる?」(11)

Adriana Roche, MURAL’s head of people, acknowledges that an employee who leaves San Francisco without informing the company might be able to keep their higher salary in a cheaper location.
MURALの人事部長であるロシェ氏は、会社に通知せずにサンフランシスコを離れる従業員は、より低コストの場所でより高い給与を維持できる可能性があると認めている。

But a certain amount of trust has to exist for this system to work.
しかしこのシステムを機能させるには、ある程度の信頼が必要だ。

“I could play the police and try to figure out their IP address, but that’s not necessarily something I want to do,” says Roche.
「警察を装って彼らのIPアドレスを判別することも出来ますが、それを必ずしもやりたいわけではありません」とロシェ氏。

There are also tax and legal issues to moving across state or country borders, which an employee would ideally figure out alongside their employer.
また州や国の国境を越えての移動には、税金や法律上の問題もあるため、従業員と雇用主はそれを共に理解しておくのが理想的だ。


alongside「そばに、並んで、一緒に、横付けに、舷側に」。

So, Roche doesn’t anticipate a permanent stampede away from current locations.
したがってロシェ氏は、従業員らが現在の場所からずっと流出したままとは予想していない。


stampede「(動物らが)驚いてどっと逃げ出すこと、(群衆が)先を争って逃げ出すこと、総くずれ、大敗走、どっと押し寄せること、殺到、衝動的な大衆行動」。

Even in the nearly unaffordable San Francisco, for instance, “there is still a little bit of that feeling of, you know, tech happens here and a lot of opportunities happen here”.
たとえばサンフランシスコで生活がきついとしても「テクノロジーはここで起こり、多くのチャンスもここにある、という感覚もまだ少しあるでしょう。」


unaffordable「(費用などが)負担しきれない」。


生活費の安い郊外に移った人でも、やはり(テック系企業は特に)サンフランシスコの方が有利だという気持ちは持ち続けるし、そうであれば、皆が郊外に引っ込みっぱなしになることはないだろう、という話でした。

あとはコッソリ引っ越して都会の賃金を郊外で得ていたとしても、信頼関係が重要だし、申告の段階でバレるだろうから、あまり心配してないという感じでしょうか(笑)。

制度の悪用を心配して変革をしないより、とにかく時代に合った方法を試してみるという姿勢はアメリカらしいなあと思いました。


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