先日から「Yukio Mishima: The strange tale of Japan’s infamous novelist -「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」を読んでいます。

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いや~、話が難しくなってきた・・・でも三島由紀夫って何かそうしたくなる雰囲気分かります(笑)。

・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(1)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(2)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(3)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(4)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(5)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(6)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(7)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(8)

Behind this transformation was a rationale which was, if not distilled, at least accumulated in Sun and Steel” Art, Action and Ritual Death, an enigmatic essay published in 1968, two years before his death.
この変容の背景としては、精査されてはいないかもしれないが、少なくとも彼の死の2年前、1968年に出版された謎めいた随筆「太陽と鉄」の中に、理論的根拠が蓄積されている。


rationale「理論的解釈、理論的根拠」。

distill「蒸留する、(原液から蒸留液に)濃縮する、精製する、(要点・本質などを)抜き出す・精選する、(経験等を)純化する」。

accumulate「(長期にわたって)ためる、蓄積する、積もる」。

Looking back, he saw that he had been corroded and weakened by an excess of fantasy and words, and a paucity of materiality and action.
振り返ってみると、彼は自分が過度の空想と言葉、そして具体性と行動の不足によって蝕まれ、弱体化しているのに気づいていたのだろう。


corrode「腐食する、さびつく、食い込む、蝕まれる」。

paucity「少数、少量、不足」。

materiality「実質性、具体性、実在物、有形物、実体、(結果・結論等に関わる)重要性」。

“In the average person, I imagine, the body precedes language,” Mishima writes.
「平均的な人は、体が言語よりも先んじるだろうと思う」と三島は書いている。


precede「先に立つ、先導する、先んずる、先に起こる、まさる、優先する、前置きとする」。

“In my case, words came first of all; then – belatedly, with every appearance of extreme reluctance, and already clothed in concepts – came the flesh.
「私の場合、まず言葉が出てくる、そのあと遅ればせながら、見るからにとても気が進まなそうに、そしてすでに概念に身を包んだ – 肉体が来る。


belatedly「遅れて、遅まきながら」。

reluctance「気が進まないこと、不承不承、不本意、磁気抵抗」。

It was already, as goes without saying, sadly wasted by words.”
それは言うまでもなく、不幸にも既に言葉によって荒らされている。」


go without saying「言うまでもなく」。

He sought to rebalance himself and revived an old Samurai concept, the “harmony of pen and sword”.
彼は自分自身のバランスを取り直そうとし、古いサムライの概念である「ペンと剣の調和」を復活させた。

He longed to be seen as, to become, a “man of action”.
「行動力のある人物」になること、そう見られることを切望していた。


long to~「~したがる・希望する」。

とても手の込んだ作品を書く人なので、恐らく頭で考えることはお得意だったのでしょうが、そのために身体が常に遅れを取りがちで、しかもその身体が行動する時は、すでに色々な概念を着込んでいたと。

そこで本人としては頭で考えるよりも、まず身体が先に動くような人になりたがっていたという感じでしょうか。

ふんどし姿とか、バキバキに鍛えた体を見せつけるような写真を見ていると、理想に対する強いこだわりを感じます。

剣もしなりが無いと折れてしまいますからね・・・無様に折れ曲がっても生き延びるというより、パキンと折れて散る方を好みそうな人かな、という気はします。


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