先日から「Yukio Mishima: The strange tale of Japan’s infamous novelist -「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」を読んでいます。

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ボディービルから楯の会設立まで。

・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(1)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(2)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(3)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(4)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(5)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(6)
・「三島由紀夫:悪名高き作家の奇妙な物語」(7)

But then something changed, and in the 60s the political phase of Mishima’s life might be said to begin.
だがその後何かが変わり、60年代は三島の人生の政治的な段階の始まりと言えるかもしれない。

Having portrayed himself as a pure aesthete, a decadent romantic, in the last 10 years of his life Mishima underwent a transformation.
自分自身を純粋な耽美主義者、退廃的なロマンチストと見立てた三島は、人生最後の10年間で変容を遂げた。


portray「描く、肖像を描く、描写する、演じる」。

aesthete「唯美・耽美主義者、美的感覚のある人、審美家」。

undergo「受ける、経験する、耐える、~を忍ぶ」。

It was then that he took up bodybuilding, working out in the gym for two hours a day to add muscle to his frail, 5ft-3in frame.
それから彼はボディービルを始め、ジムで1日2時間の運動で、彼の虚弱な5フィート3インチの骨格に筋肉を加えていく。

He began bronzing himself in the sun, too, and set up a group of right-wing male university students that he led through workout routines.
さらに太陽の下でブロンズ色の肌を作り、トレーニングを通じて集めた右翼の男子大学生のグループを設立。

The stated purpose of this Shield Society was to assist the army in the event of a communist revolution.
この楯の会の目的は、共産主義革命の際に自衛隊を支援することだった。



5フィート3インチは約162㎝、男性としてはあまり大きくはない人だったんですね。

背の低い男は出世する、おじいちゃんもそうだったと、むかし祖母(自分は当時の大女)が言っていたんですが、三島由紀夫もその説に当てはまるのかもと思い出しました。

前も書いた気がしますが、この楯の会の制服がもう本当~に格好良くて、写真を見る度に惚れ惚れします。

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調べたらデザインしたのは、五十嵐九十九さんというフランスのピエール・カルダンで修業経験を持ち、シャルル・ド・ゴールの衣装も手掛けた方だとか。

制服は絶対に格好よくなきゃいけないと、かなりこだわって作った制服のようで、美に鋭い彼ならではのエピソードだなと思います。


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