先日から「Why are we learning languages in a closed world? -「世界が閉じても外国語を学ぶ人は増えている?」を読んでいます。


・「世界が閉じても外国語を学ぶ人は増えている?」(1)
・「世界が閉じても外国語を学ぶ人は増えている?」(2)
・「世界が閉じても外国語を学ぶ人は増えている?」(3)
・「世界が閉じても外国語を学ぶ人は増えている?」(4)

“It’s occupied me and it’s kept my brain going,” she says.
「私の中はスペイン語で埋め尽くされ、脳はフル回転でした」と彼女。

But the experience has also changed her on a more fundamental level, making her realise that there are other things she wants to achieve.
だがその経験は彼女を更に根源的なレベルから変化させ、自分には達成したい事が他にもあると気づかせた。


fundamental「基本・基礎・根源の、根本的・本来的な、重要・主要な、必須で」。

She is now considering doing a post-graduate degree in musical theatre.
彼女は今、ミュージカル劇場で大学院の学位を取得することを検討している。


post-graduate degree「大学院の学位」。

“The fact that I can still learn, and I’m enjoying it, I think that’s been a little bit of a revelation to me.”
「私はまだ学ぶことが出来るし、それを楽しめるという事実は、私にとってちょっとした天啓だったと思います。」


revelation「(理解出来ずにいた事・隠されていた事を)明らかにする事、暴露、すっぱ抜き、漏らすこと、発覚、意外な新事実、天啓、啓示」。

In fact, research has shown that studying a new language can stimulate the brain and enhance creative thinking and mental agility, regardless of the student’s level of proficiency.
実際ある研究によれば、新しい言語の学習によって、生徒の習熟度に関係なく脳が刺激され、創造的な思考と頭脳の回転速度が増すという。


mental agility「思考の敏捷性、頭脳の回転の速さ」。

enhance「(今よりさらに)高める、増す、増進する、強化する」。

“It can mean you get more flexible in how you think, because you begin to imagine phrasing something in a different way in that other language,”
「つまり他言語で何かを別の方法で表現しようと考え始めるので、思考がより柔軟になるのでしょう。」

says Bencie Woll, a linguist at University College London and co-author of a report for the British Academy on the cognitive benefits of language learning.
と述べるのは、ロンドン大学ユニバーシティカレッジの言語学者であり、言語学習の認知的利点に関するイギリス学士院のレポートの共著者であるベンシー・ウォル氏。


cognitive「認識・認知の、認知的な」。

This flexibility and creativity can even improve your grasp of your own native language.
この柔軟性と創造性は、自身の母国語の理解度をさらに向上させる事にもなる。

Woll emphasises that the benefits arise as a result of learning process, and have nothing to do with how quickly a person advances.
ウォル氏は学ぶ過程の結果が有益なのであって、習熟の速さは関係ないと強調する。

“This is not to do with being great at another language, this is to do with beginning to learn another language.”
「他言語が得意がどうかではなく、他の言語を学び始める事と関係があるのです。」



私ごときが言うのもおこがましいですが、ウォル氏の言っている事は少し分かる気がします。

外国語を学ぶということは、母国語を多角的に見る事に繋がると思います。

よく、どんな言語も母国語以上に上手くなる事は出来ないと言われますが、それも恐らく外国語と母国語の結びつきの量が関係しているからではないかと。

日本語でも外国語でも新しい単語の意味を掴もうとするとき、人は意味を自分なりに考えますよね。

その時、考える材料(語彙力・表現力)が多い方が、より正確にその意味を把握できるはずで、その意味で言えば、まずは母国語の材料が豊富な方が、外国語を理解する上で有利だろうと思うのです。

例えば「エモい」という言葉。

この意味を私なりに理解しようとすると、

英語の emotion「(心を動かすような)強い感情、感激、感動、情緒」から来ているのだろうから、まずは「心を揺さぶられたり驚かされる物事に出会った時の表現」かな?と考えます。

でもこれをもし emotion という言葉を全く知らない人が理解しようとすれば多分ちょっと難しい。

うちの70代の両親に「エモい」と言ったら99%「???」という顔をします(笑)。

英語には疎い世代でもあり「エモ」と「emotion」がまず結びつかないからです。

そんな感じで複数言語を理解したいとき、材料(語彙)を持っていると双方向で理解が進むことはありますよね。


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