BBCを英語で読む「カフェは創造性を高める場所？」（３）

先日から「Why you’re more creative in coffee shops -「カフェは創造性を高める場所？」を読んでいます。

Another study from 2019, which had similar findings, zeroes in on what’s called “stochastic resonance”:
同様の結果が得られた2019年の別の研究では「確率共鳴」と呼ばれるものに的を絞っている：

stochastic「確率的な、確率論的な、推計学的な、推測の、当てずっぽうの」。

zero in on～「照準を～に合わせる、～に注意力を集中する、～に的をしぼる、～に向かって集まる」。

originally observed in animals, it’s the phenomenon in which just the right amount of noise benefits our senses.
元は動物に見られる事象で、適量の雑音が私たちの感覚に益するというものだ。

And while that ‘Goldilocks’ level of noise is different for everyone, audio stimuli in the background also help us improve decision making.
その「ちょうど良い」レベルの雑音は人によって異なるが、背景の音声刺激も意思決定の改善に役立つ。

goldilocks「ちょうどよい状態」。

Some have even dubbed “the coffee shop effect”.
これを「喫茶店効果」と言い換える人もいる。

So, the jazz muzak, light conversation and barista banging coffee grounds out of the grinder aren’t a nuisance
なのでジャズ音楽や軽い会話、バリスタがグラインダーからコーヒーかすを叩き出す音などは迷惑なものではなく、

nuisance「厄介・不快な物や人、妨害、迷惑な行為」。

- they could help you come up with your next magnum opus.
次の最高傑作をひらめく手助けになっているかもしれないのだ。

magnum opus「（文学・芸術の）最高傑作、（芸術家の）代表作、大事業」。

There’s also the fact that in a coffee shop, we’re surrounded by people who’ve come to do the same thing as us, which acts as a motivator.
更に実際コーヒーショップでは、自分と同じことをする人々に囲まれるわけで、それがやる気につながっていく。

A 2016 study backed up this idea when researchers asked participants sitting next to each other in front of a computer to do a task on the same screen.
2016年の調査では研究者がコンピューターの前で隣同士に座る参加者に、同じ画面で作業をするように依頼した際、この説が裏付けられた。

The study showed that “simply performing a task next to a person who exerts a lot of effort in a task will make you do the same”.
この研究で「一生懸命に努力して作業をする人の隣で作業をするだけで、その人も同じように（一生懸命に）なる」ことが分かった。

exert「用いる、働かせる、～にふるう、及ぼす、努力する」。


なるほど～、適度な雑音がある環境で周りに人も居て、その人たちが自分と同じような事をしていると、やる気を刺激されて、自分もいつも以上にはかどるという研究結果があると。

学校に行って皆で勉強する事を考えてみると、確かに家で一人の時より集中出来たり、頑張れたりすることはあったかなと思います。

であれば仕事や勉強をしてもらう側は、その場に集う人たちが気持ちよく行える環境づくりを考える事が大切という事なんでしょうね。

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