BBCを英語で読む「“初心者の心構え”が学びを加速する仕組み」（３）

先日から「How a beginners’ mindset can help you learn anything -「“初心者の心構え”が学びを加速する仕組み」を読んでいます。

We shouldn’t be too pessimistic about our own abilities, though.
しかし自分の能力について悲観的になりすぎないようにして欲しい。

While adults may not absorb new skills as readily as a child, we still have “neuroplasticity”
大人は子供ほど新しいスキルを吸収しづらいかもしれないが、私たちにはまだ「神経可塑性」がある、

neuroplasticity「神経可塑性」。

神経可塑性（しんけいかそせい）：脳内の神経細胞において神経細胞間のシナプス伝達の効率の変化、シナプス新生、神経細胞の樹状突起・軸索の側芽伸長というような機能的、構造的変化のこと

- the ability for the brain to rewire itself in response to new challenges.
これは、新しい課題に応じて脳が自分自身を再配線する能力だ。

In his year of learning, Vanderbilt met many people, long past middle age, who were still exercising that “superpower”.
ヴァンダービルトが学んだ期間に、中年をはるかに過ぎてもまだその「異能」を駆使している多くの人々に出会った。

superpower「超大国、異常な力、過力、超出力」。

What’s more, Vanderbilt’s research revealed some basic principles of good learning that anyone can use to make our learning more effective.
さらにヴァンダービルトの調査によって、誰もが学習をより効果的にするために使える、優れた基本原則の幾つかが明らかになった。

The first may seem obvious but is easily forgotten:
最初の原則は当たり前かもしれないが忘れがちな、

we need to learn from our mistakes.
過ちから学ぶ必要がある、ということだ。

So, rather than just mindlessly repeating the same actions over and over, we need to be more focused and analytical, thinking about what we did right and what we did wrong.
つまり同じ行動を無意識に繰り返すのではなく、より集中して分析し、何が正しくて何が間違っているかを考える必要がある。

(Psychologists call this “deliberate practice”.)
（心理学者はこれを「計画的訓練」と呼んでいる。）

deliberate「故意の、意図的な、計画的な、慎重な、思慮のある、入念な」。

Vanderbilt noted this with chess playing.
ヴァンダービルトはチェスをしていてこれに気づいた。

You could put in the hours with hundreds of online games, but that was not going to be as effective as studying the strategies of professionals or discussing the reasons for your losses with a chess teacher.
オンラインゲームで何時間もチェスをする事は出来るが、それはプロプレイヤーの戦略を研究したり、チェスの先生と自分が負けた理由を論じたりするほど効果的ではなかった。

まずやってみて結果を分析し、改善点を探して修正していく。

そのためには気ままなレッスンよりも専門家のアドバイスを得たり、彼らのやり方を研究した方が効果的だと。

これが大人の学びを加速するコツの第一番目で、つまり同じ間違いを繰り返さない仕組みが必要ということですかね。

これって（勉強、仕事、家事等含めて）全ての物事の上達のカギかなと思います。

デキる人ほど、これを自然とやっている気がします。

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