先日から「Kimono: from status symbol to high fashion -「着物:地位の象徴からハイファッションまで」を読んでいます。

着物:地位の象徴からハイファッションまで


・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(1)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(2)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(3)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(4)

Back in fashion

ファッションに返り咲く

The kimono’s slow shift towards the symbolic began after Japan was forced to open its borders to foreign trade.
着物の象徴へのゆっくりとした移行は、日本が外国に開国を余儀なくされた後に始まった。

In the turmoil that followed, the new Emperor Mutsuhito brought the rule of the military elite to an end and swept the old feudal system away.
その後の混乱の中で、明治天皇は軍のエリートによる支配を終わらせ、古い封建制度を一掃。


feudal system「封建制(度)」。

The new era known as Meiji (1868-1912) meaning ‘enlightened rule,’ would concentrate on building a modern, industrialised and militarily powerful state.
「明るく照らし天下を治める」を意味する明治(1868-1912)として知られる新時代は、近代的かつ工業化され、軍事的にも強力な国家の構築に専念する事となる。

Although the Emperor and his court, including some high-ranking women, initially adapted Western dress, by the 1890s there was something of a kimono renaissance.
明治天皇と彼の御所では、一部高位の女性を含めて初めのうちは洋服を採用していたが、1890年代までに着物ルネッサンスのような事が起きた。


initially「初め・最初(のうち)は」。

This was part of a broader resurgent of nationalism resulting from growing political, economic and military confidence.
これは政治的、経済的、軍事的自信の高まりから広く再燃した愛国心の一部であった。


resurgent「生き返る、再起の、復帰の」。

nationalism「国家主義、民族主義、国粋主義、愛国心、民族自決主義」。

confidence「信用・信任・信頼(すること)、自信、大胆さ、あつかましさ、図々しさ、確信」。

While striving to show itself as equal to the West, Japan also wanted to emphasise its unique cultural heritage.
日本は西洋と同等である事を示すべく努める一方で、独自の文化遺産を強めたい意向もあった。


strive「(実現・達成に向け)努力する、励む、戦う、抗争する」。

There seemed to be no better way for this than through refined, demure women wearing kimono.
それには上品で控えめな女性たちに着物をまとわせるのが最善と思われた。


demure「内気で控えめな、おとなしい、取りすました、上品ぶった」。


“明治”の意味は詳しくは「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」。

この「明るい方向」を enlight(~を照らす、啓蒙する)としたようです。

ちなみに“令和”は Beautiful harmony「令(よ)き[うるわしき]調和」となり、明治よりもすんなり分かりやすい気がしますね。

日本が戦火から再び立ち上がり、国力をつけて自信を取り戻しつつあった明治時代、着物が文化や愛国心を示すものとして注目されはじめた、という感じでしょうか。


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