先日から「Kimono: from status symbol to high fashion -「着物:地位の象徴からハイファッションまで」を読んでいます。

着物:地位の象徴からハイファッションまで


・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(1)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(2)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(3)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(4)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(5)
・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(6)

“Because that generation after the war grew up not wearing it (on a frequent basis) that link of the mother teaching the daughter, or just putting it on the daughter until she could put it on herself was broken,” says Sheila Cliffe, Professor at Jumonji Gakuen University and one of the first non-native Japanese people to hold an official kimono dressing and teaching licence.
「戦後のその世代は(頻繁には)着物を着ていないので、母が娘に着方を教える、または自分で着られるようになるまで母が娘に着せるという連鎖が壊れてしまいました」と語るのは十文字学園大学教授のシーラ・クリフ氏、彼女は日本人以外で初めて公式の着物の着付けと教育の免許を取得した一人だ。

Kimono businesses responded by creating schools in order to teach Japanese women how to wear kimono.
着物業界は日本人女性に着付けを教える学校を作ることで、これに対応した。

But “once you have schools you make a right way and a wrong way to do it,” says Cliffe.
だが「学校が出来ると、着付けに正しさや間違いが生まれます」とクリフ氏。

The kimono became rigid, formalised attire worn only on significant occasions by a wealthy middle-class elite.
そして着物は、裕福な中流階級のエリートが重要な機会にのみ着用する、厳格で形式化された服装になっていった。


rigid「硬直した、こわばった、厳格な、厳重な、厳密な、精密な、堅苦しい、融通のきかない、厳しい」。

At the same time, it was used as a potent soft power tool to rebrand Japan in the aftermath of the war.
同時にそれは戦争の余波の中にあった日本を再ブランド化するための、強力なソフト・パワーの手段として使われた。


potent「効能のある、人を信服させる、説得力のある、性的能力のある、有力な、勢力のある」。

Kimono clad women, seemingly ever ready to please, became an essential feature for companies seeking to regain trust.
常にかいがいしく控えているような着物姿の女性は、信頼を取り戻したい企業にとって不可欠な存在になった。


ready to please(喜ばせるために準備する)=「かいがいしく控えている」。

An American PR company suggested that Japan Airlines have kimono clad air stewardesses to emphasise Japanese hospitality.
かつてアメリカの広報会社が日本航空に、日本のおもてなしを強調するために着物姿のスチュワーデスを擁する事を提案している。

Although this somewhat ridiculous suggestion was rejected on the grounds of air safety,
この若干ばかげた提案は航空安全を理由に却下されたものの、

the airline felt enough pressure to pander to the Western gaze that it adopted the custom of a single stewardess wearing kimono during its first-class cocktail service.
航空会社は西洋の目線に迎合するに十分な圧力を感じ、ファーストクラスのカクテルサービスで着物姿のスチュワーデスを配する習慣を導入した。


pander to「おもねる、迎合する、つけ込む、歓心を買う」。

This imagery, combined with the stranglehold of the kimono schools, meant that the kimono held little appeal for everyday wear.
このイメージは着物学校の窮屈さとも相まって、着物は日常着として人々に訴える力を持たない事を意味した。


stranglehold「のど輪、締めつけ、活動を阻むもの、束縛」。


森英恵さんデザインのJALの制服はとても素敵で子供時代の憧れでした。

しかし飛行機の中での着付けは大変だったろうな~と。

もちろん着付けの練習はされたと思いますが、毎度毎度着ては畳んで、畳んでは着て、を機内でするんですものね・・・日本の空を代表する会社ですから、恐らくそれなりに良い着物、汚さないよう気も使ったでしょうし。

民族衣装のCAさんで個人的に浮かぶのはシンガポール航空と、エミレーツ航空です。

エミレーツ航空はテニスの大会スポンサーになっていて、赤い帽子に白いベールのついた素敵な制服のCAさんがトロフィーを運んだりしているんです。

これが民族衣装とモダンデザインの合わせ加減が程よくて、いつも良いデザインだなと思って見ています。


もし今、私が家族や友人から「どうしたら英語が手軽に学べるか?」と聞かれたら、真っ先に勧めたいのが「スタディサプリENGLISH」です。

理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。

私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!

私の英会話教材体験記