先日から「The Pursuit of Love: Britain’s most scandalous family -「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」を読んでいます。
写真は左からユニティ、ダイアナ、ナンシー
・「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」(1)
・「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」(2)
・「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」(3)
・「愛の追跡:英国で最もスキャダラスな一族」(4)
The six sisters were born between 1904 and 1920, and can be separated roughly into pairs: let’s call them the Writers, the Traitors and the Others.
1904年から1920年の間に生まれた六姉妹は、ざっと「作家」「裏切り者」「その他」のペアに分かれている。
(Oh, and there was brother Tom, the Branwell Brontë of the bunch, who died fighting in World War Two and plays no further part in this story.
(おっと、それと一人息子で彼女らの弟・トムは第二次世界大戦で戦死したため、この物語には登場しない。
Branwell Brontë(ブランウェル・ブロンテ:イギリスの画家兼作家、ブロンテ家の一人息子)=「一人息子」。
He fought in Burma rather than Europe because, according to family friend James Lees-Milne,
彼がヨーロッパよりビルマで戦ったのは、家族の友人であるジェームズ・リース=ミルンによると、
“he does not wish to go to Germany killing German civilians whom he likes.
「彼はドイツで自分の好きなドイツの民間人を殺したくなかった。
He prefers to kill Japanese whom he does not like.”)
気に入らなかった日本人を殺すのを好んだ。」からだという。)
Take the Others first.
まずは「その他」の姉妹から見ていこう。
The youngest Mitford sister, Deborah, was the only one who fulfilled her parents’ expectations by marrying into the aristocracy,
ミットフォード家の末妹デボラは、唯一、両親の期待に応えて貴族に嫁ぎ、
becoming the Duchess of Devonshire, and looking after the English stately home Chatsworth House, where Stanley Kubrick filmed Barry Lyndon.
デボンシャー公爵夫人となり、スタンリー・キューブリックが『バリー・リンドン』を撮影した英国の大邸宅チャッツワース・ハウスを管理した。
Deborah in her 2001 book Counting My Chickens showed how deep-seated eccentricity was in the family DNA,
デボラは2001年に出版した『Counting My Chickens』の中で、家系のDNAに根付いた奇抜さについて触れ、
when she wrote of how her grandmother “used to preserve the family furniture by banging it with a mallet to give concussion to the woodworm.”
彼女の祖母は「木槌で叩いて木食い虫に脳震盪を起こさせることで、一族の家具を保存していた」と書いている。
mallet「木槌、(ポロやクリケットの)打球槌、マレット」。
concussion「震動、激動、震盪」。
彼女らの弟について少々ショッキングな記述がありますが、まあ人種的に遠い方が、攻撃している現実味を感じにくく、やりやすいというのはあるのでしょうね。
代々受け継ぐアンティーク家具は素敵ですが、それなりに維持する苦労があるんですね(笑)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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