先日から「Spencer and the ever-transfixing mystery of Princess Diana -「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」を読んでいます。

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・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(1)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(2)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(3)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(4)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(5)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(6)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(7)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(8)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(9)

Diana’s infinite variety

ダイアナの無限の多様性

Duly, Spencer has earned an abundance of critical plaudits since its premiere at the Venice Film Festival back in September, blindsiding audiences with its formally audacious approach to the princess’s life.
「スペンサー」は9月のヴェネチア映画祭でプレミア上映され、プリンセスの人生への改まって大胆なアプローチで観客を驚かせ、多くの評価を得た。


duly「正しく、正当・順当・当然に、型どおりに、十分に、時間どおりに、滞りなく」。

plaudit「喝采、拍手、称賛」。

blindside「見えない側からぶつかる、弱点・盲点を突く、驚きを与える」。

audacious「大胆な、不敵な、ずぶとい、厚かましい」。

Sandringham looks as “spooky as Kubrick’s hotel in The Shining,” wrote Xan Brooks for The Guardian,
ガーディアン紙のザン・ブルックス曰く、サンドリンガムは「『シャイニング』に登場するキューブリックのホテルのように不気味で」

“with endless corridors and haunted chambers and sulphurous guests sat ramrod-straight at the table.”
「延々と続く廊下にお化け屋敷のような部屋、そして真っ直ぐなテーブルに並ぶ冷嘲的な客たち。」


sulphurous「(調子において)辛辣・冷嘲的であるさま、硫黄の、硫黄に関する・由来する、硫黄を含む」。

ramrod-straight「(背筋・腕などが)伸びている、真っすぐに伸びた」。

Many critics, too, have highlighted the film’s apparently republican viewpoint, more text than subtext:
また多くの批評家は、この映画には裏テーマというより主題として、明らかに共和主義的な視点があることを強調する、

“If you have even the smallest dislike of the… British monarchy,” wrote Jessica Kiang for The Playlist,
The Playlistのジェシカ・キアン氏は「もし英国王室に・・・多少の嫌悪感があるとしても」

“one of the greatest pleasures … is envisioning how [Spencer] will play to the still-living people it glancingly portrays.”
「最大の楽しみの一つは・・・『スペンサー』が、ちらりと描かれたまだ存命の人々にどう響くかを想像すること。」

Some, like Xan Brooks in the Guardian, have argued that the film’s daringly irreverent approach could only come from an ‘outsider’
ガーディアン紙のザン・ブルックスのように、本作の大胆不遜なアプローチは「よそ者」、


daringly「大胆に、向こう見ずに」。

irreverent「不敬な、不遜な」。

- someone who didn’t grow up in the nation-spanning shadows of Buckingham and Windsor.
つまり国じゅうに広がるバッキンガムとウィンザーの影の中で育たなかった人にしか撮れないと言う者もいる。

But Larraín doesn’t quite see himself as that.
しかしララインは自分がそうとは思っていない。

“I come from a republic – whether that’s better or not – but I don’t think I’m an outsider with regards to Diana,” he says.
「私は共和国の出身で、それが良いかどうかは別として、ダイアナに関してはよそ者だとは思いません」と語っている。

“I think that she is part of the universal narrative, and regions and countries have different perceptions and approaches [to her].
「彼女は普遍的な物語の一部であり、地域や国によって異なる認識やアプローチがあると思います。

Some of them are very simple: they’re related to fashion, to family, to charity.”
その中にはファッション、家族、チャリティなど、とても単純な事柄もあるでしょう。」



共和主義的な視点、というのはつまり、君主制に異を唱える雰囲気がある映画なんでしょうかね?

それはダイアナさんをどう見るか?次第なような・・・。

彼女を英国王室・君主制の犠牲となった人と見れば、君主制は悪者と映るかもしれない。

他方で一連の出来事は、彼女自身の選択が積み重なって起きた悲劇と見れば、また違う視点も生まれてきます。

世の中に広く伝わっているのは「英国王室の犠牲となった人」のイメージだと思うので、監督がその視点から作った映画なら、そこに引っ掛かりを覚える人たちも出てきますよね。

でも確かに「よそ者」でないと王室への配慮や敬愛の念が壁となって、大胆な作品は作れない気はします。


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