先日から「Spencer and the ever-transfixing mystery of Princess Diana -「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」を読んでいます。
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(1)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(2)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(3)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(4)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(5)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(6)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(7)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(8)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(9)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(10)
Each actress to portray Diana, too, has offered up their own interpretation of her, albeit with varying success.
ダイアナを演じた女優たちも、成功の度合いに差はあるものの、それぞれが独自の解釈を捧げている。
albeit「たとえ~でも、~にもかかわらず」。
Of the more famous evocations, Watts goes for an obvious impersonation, while Corrin, though arguably possessing the least physical resemblance, offers perhaps the most subtle embodiment of Diana’s character,
有名どころでは、ワッツは明らかにモノマネ、コリンは身体的には最も似ていないものの、ダイアナのキャラクターを最も繊細に具体化しており、
embodiment「具体化、体現、具体化されたもの、化身、権化」。
expertly conjuring familiarity through affectations – the famous head tilt, for example.
例えばあの有名な小首をかしげる仕草などから、巧みに親近感を呼び起こす。
conjure「呪文・魔法を使って~取り出す・呼ぶ・追い払う、祈願する、おりいって頼む、~を呼び起こす・思い出させる」。
By contrast, Stewart’s princess is the most unexpected, intentionally theatrical and wonderfully high-camp.
対照的にスチュワートのプリンセスは、最も意外性があり、意図的に芝居がかっていて、それがむしろ素晴らしく芸術性を高めている。
high-camp「陳腐さ・俗っぽさ・わざとらしさがむしろ芸術性を高めていること」。
The variety of these takes speaks to a salient point made by Larraín.
これらの解釈の多様性は、ララインの顕著な特徴を物語っている。
salient「顕著な、目立った、突出した、凸角の、跳ぶ、噴出する」。
“We all have a version of Diana inside us depending on where you’re from, your education, your interests, your gender, your sexual orientation, you name it – you will ultimately come up with your own version,” he says,
「私たちには出身地や教育、興味、性別、性的指向などに応じて、自分なりのダイアナ像があり、最終的に自分版のダイアナを形作ります」と彼、
he says, adding that he sees Diana as these
加えてダイアナを次のように見ていると言う
“fragments, almost like a Picasso… that, once you put them together, create the icon.”
「ピカソのように断片的で・・・それらを組み合わせるとアイコンになります。」
とにかく「ダイアナ」には辛辣、「スペンサー」はベタ褒めの姿勢が一貫(笑)。
実際の人物が題材の場合は、型どおりに描いても物足りないし、やり過ぎると違うと言われるしで、さじ加減が重要だと思うんですが、ラライン監督のそれは非常に良いバランスということなんでしょうね。
アカデミー賞も狙いに行ってるのかな?と思って調べたら、ポスターがすでに過去のアカデミー賞のある場面ソックリだと話題になっているようです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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