先日から「Spencer and the ever-transfixing mystery of Princess Diana -「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」を読んでいます。

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・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(1)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(2)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(3)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(4)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(5)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(6)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(7)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(8)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(9)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(10)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(11)

Larraín’s own version of Diana changed as he conceived Spencer and realised that for him, it was a film ultimately about motherhood, he says.
ラライン自身のダイアナ像は「スペンサー」を身ごもり、自分にとってこの映画が究極的には母性についての映画だと気づくにつれ変化していったという。

That epiphany certainly shines through:
その直観は確かに伝わってくる、


epiphany「公現祭、顕現日、(本質・意味などについての突然の)直観、洞察、ひらめき」。

perhaps the most emotive scene in any of the hitherto mentioned works is when, at the beginning of Spencer’s second act, Diana, Harry and William play “soldiers” at the dead of night.
今まで紹介した本作の中でも最も感動的なシーンは、第二幕の冒頭で、ダイアナ、ハリー、ウィリアムの3人が真夜中に「兵士」を演じる場面だろう。


emotive「感情を表わす、感情に訴える、感動的な、激しい感情を起こす」。

hitherto「今まで(は)、従来、今までのところは(まだ)」。

It’s a made up game-cum-ritual predicated on candour, where the best players are charged
それは率直さを前提として作られたゲーム兼儀式であり、任を負った優秀なプレーヤーが、


cum「~付き、兼」。

be predicated on~「~に基づく、~を前提に、~の上に成り立つ」。

candour「公平無私、虚心坦懐、率直、正直」。

- under the pretence of being dutiful privates (yes, a recurrent metaphor)
従順な下士官(そう、これも何度も出てくる比喩)に扮して


under the pretence of~「~と称して、~のふりをして」。

- with sharing their most candid thoughts.
参加者に一番率直な考えの共有を求める。

It’s through the prism of maternal affection, then, that Diana’s soul is most effectively exposed.
ダイアナの魂が最も効果的にさらされるのは、母性愛のプリズムを通した時だ。

What will come next for the myth of Diana?
ダイアナ神話の次には何が来るのだろう?

The Crown viewers can await Elizabeth Debicki taking over from Emma Corrin to once again play out the princess’s last years in the saga’s final two series, but after that, time will tell.
「ザ・クラウン」の視聴者は、エマ・コリンに代わってエリザベス・デビッキが、最後の2シリーズでプリンセスの晩年を再び演じるのを待ち受けているが、その後は時がたてばわかるだろう。

Perhaps, after so many determinedly tragic takes on Diana’s life, there will be some more depictions of her allowing for light as well as shade, and even some comedy
これまでダイアナの人生を断固として悲劇的に扱ってきた後には、光と影、そしてコメディも含めた描写があるかもしれない、

- akin to the stage musical and episode of Sky TV’s Urban Myths series that both told the apocryphal story of the princess clubbing at London’s famous gay venue The Royal Vauxhall Tavern, with Freddie Mercury and DJ Kenny Everett.
例えばミュージカルやSky TVの「Urban Myths」シリーズの架空の物語、どちらもプリンセスがロンドンの有名なゲイクラブで、フレディ・マーキュリーやDJケニー・エヴェレットと共にクラブ通いをする話だった。


apocryphal「著作者・典拠の疑わしい、(物語などが)偽の、本物でない」。

But, as each interpretation offers something new and creates yet more conversation, one thing remains certain:
しかし、それぞれの解釈で新しいものを提供し、さらに多くの話題を生み出す中でも、一つ確かな事は、

her mysteriousness will never quite be cracked.
彼女の神秘性は決して破られないという事だ。


- 完 -


まだ日本では公開されていないので、その兵士ゲームがどんなものなのか確かではありませんが、そこが彼女の本質が一番出ていて感動するシーンのようですね。

監督自身、母親に喜んでもらえる映画を目指したという話ですから、母性は重要なテーマなんだろうと思います。

結婚し、子供を産んだ女性には妻と母という顔があり、ダイアナさんには皇太子妃という顔もあった。

そのどれもを世間が納得するレベルで務めるには繊細過ぎる女性だったのかも・・・と思います。

でもそこが人々を惹きつける魅力でもあるのでしょうね。


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