先日から「Meet Japan’s first female bathhouse artist -「日本初の女性銭湯アーティスト」を読んでいます。
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(1)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(2)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(3)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(4)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(5)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(6)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(7)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(8)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(9)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(10)
・「日本初の女性銭湯アーティスト」(11)
Eleven hours after she started painting, Tanaka stretches atop an upside-down carton to apply the final flourishes to Mount Fuji’s snow-white summit.
描き始めてから11時間後、田中さんは逆さにした紙箱の上で、富士山の白い頂上に最後の仕上げをする。
As Yoshikazu dissembles the planked walkway and removes the protective tarp, Yamauchi gazes up at his sento’s new towering centrepiece and smiles.
佳和さんが板張りの通路を解体し、防水シートを剥がすと、山内さんはその上にそびえ立つ新たな銭湯の象徴を見上げ、笑みを浮かべた。
Without taking his eyes off Fuji’s peak, he calls his daughter and son-in-law in from the lobby to come see it for themselves.
彼は富士山の頂上から目を離さないまま、ロビーから娘と婿を呼び寄せ、彼らにもその目で見てもらった。
Before Tanaka leaves, Yamauchi and his family ask if they can take her picture to frame on the sento wall, to which she graciously agrees.
田中さんが帰る前、山内さん家族が彼女の写真を銭湯の壁に飾らせてほしいと頼むと、彼女は快く承諾した。
Three journalists from the local newspaper and the deputy mayor had come to meet her earlier in the day, too.
その日の早い時間には、地元紙の記者3人と副市長も彼女に会いに来ていた。
After bowing to the owner in thanks, Tanaka and Yoshikazu head back into the rain and towards their old white truck, but not before Yamauchi tells them to come back soon.
田中さんと佳和さんは、店主に頭を下げてお礼を言うと、雨の中を古い白いトラックに向かう彼らに、山内さんが「またすぐに戻ってこい」と告げた。
After all, there’s a marmalade festival in May.
何しろ5月にはマーマレード祭りがあるのだから。
- 完 -
何時間も集中して、しかも腕を上げて描き続けるのは肉体的にも重労働だろうなと思います。
結婚前は足場の設営も田中さんがしていたのでしょうから、その部分を佳和さんが担ってくれるだけでも以前より負担は違うのでしょうね。
こういう仕事はお金になるかと言われれば違うかもしれませんが、ずっと続けていくことで、ある日突如脚光を浴びる場合も少なくないと感じます。
誰かが継がねば消えてしまう芸術、こちらはひたすら感謝しかありません。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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