今日から「Philip K Dick: the writer who witnessed the future -「フィリップ・K・ディック:未来を目撃した作家」を読んでいます。


I am in passport control.
私は今、出入国審査中だ。

I can see my face on a screen.
自分の顔が画面に映し出される。

The technology recognises me and lets me through.
技術的に私を認識し、通過の判断がなされる。

I scan codes showing my vaccination status and recent Covid test results.
私の予防接種状況や最近のコロナの検査結果を示すコードをスキャンする。

The machines assess the data regarding my health and microbiology.
機械が私の健康状態や微生物に関するデータを評価する。

Through into the waiting room, people are staring into little screens.
待合室に入ると、人々は小さな画面に見入っている。

A strangely large number have the camera flipped, and are capturing their faces at different angles, as if they’ve forgotten what they look like.
やけに多くの人々がカメラを反転させて、まるで自分の顔を忘れたかのように、様々な角度から撮影している。

I open my laptop and join in.
私もノートパソコンを開き、これに参加する。

I give my details to a company to enter the digital realm.
デジタル領域に入るため、自分の情報を企業に提供するのだ。

Adverts tailored to my personality pop up.
私の性格に合わせた広告が飛び出す。

They know me better than I know myself.
彼らは私以上に私をよく知っている。

This is 2022.
これが2022。

And 2022 is a Philip K Dick novel.
「2022」はフィリップ・K・ディックの小説だ。

Writers of science fiction often feel more prescient than others.
SFの作家は、他の人よりも先見の明があると感じることが多い。


prescient「予知する、先見の明がある」。

Whether it’s the threat to women’s rights in the work of Margaret Atwood, the architectural and social dystopias of JG Ballard’s novels, or the internet-predicting world of E M Forster’s The Machine Stops (1909),
マーガレット・アトウッドの作品に見られる女性の権利に対する脅威、J・G・バラードの小説に見られる建築や社会のディストピア、E.M.フォースターの「機械が止まる」(1909)に見られるインターネットを予測した世界など、

the genre is replete with prophetic writers dealing with ever more familiar issues.
このジャンルには、より身近な問題を扱う予言的作家が数多く存在するのである。



あまりSF小説を読まないもので、この方は「ブレードランナー」の原作者ということくらいしか知りません。

その「ブレードランナー」も80年代に見た時は、覚えているのは、強力わかもととルトガー・ハウアーくらいで、内容を理解出来ていませんでした。

それが数年前に「2049」の方を映画館で見たら面白くて、「ブレードランナー」も見直したら、やっと面白さが分かった、くらいの頭なのですが、SF作家たちのまるで未来を見てきたかのような想像力に興味を抱きます。

早速読んでいきましょう!


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