先日から「Philip K Dick: the writer who witnessed the future -「フィリップ・K・ディック:未来を目撃した作家」を読んでいます。
・「フィリップ・K・ディック:未来を目撃した作家」(1)
・「フィリップ・K・ディック:未来を目撃した作家」(2)
・「フィリップ・K・ディック:未来を目撃した作家」(3)
Nevertheless, the way he also anticipated particular technological and societal developments remains striking.
しかし彼が特定の技術や社会の発展を予期していたことは、今だ印象的である。
“He had a lot of scientific images of the way the future would work,” says Anthony Peake, author of the biography A Life of Philip K Dick: The Man Who Remembered the Future (2013).
「彼は未来のあり方について、科学的なイメージをたくさん持っていました」と語るのは、伝記「A Life of Philip K Dick」(2013年)の著者アンソニー・ピーク氏。
“For instance, he had a concept that you would be able to communicate advertising to people directly, that you’d be able to know them so well that you could target the marketing precisely to their anticipations.
「例えば、広告を人に直接届けられる、その人をよく知ることが出来て、その人の期待にぴったり合ったマーケティングができる、といったコンセプトを持っていました。
And this is exactly what is happening online.”
そして、これは正にネット上で起きています。」
Peake could be referring to any number of Dick’s stories, the most famous in this regard being the 1956 story The Minority Report, adapted for the cinema in 2002 by Steven Spielberg.
ピーク氏は、いくつかのディックの物語を指しているのだろうが、一番有名なのは、1956年に発表され、2002年にスティーブン・スピルバーグによって映画化された「マイノリティ・リポート」だろう。
Screen adaptations have often latched on to the invasive nature of advertising in his work, yet the writer explored the theme in far more detail than as merely a background aesthetic (which is how it manifests on screen).
映画版では、しばしば広告の侵略的性質が指摘されるが、作家はこのテーマを単なる審美的背景としてではなく、はるかに詳細に探求した(それがスクリーンに現れる)。
latch on to~「~をしっかり握る、つかんで離さない、~を手に入れる、~と親しく付き合う、~を理解する」。
ネット通販のサジェスチョンとか、Youtube広告は、もう正にそうなっていますよね。
利用者のデータを解析して、興味ありそうな内容を次々提示していく。
その予測機能はまだ浅いところがあると思いますが、これもきっと今ぐんぐん学習中で、どんどん好みに沿った内容に改善されていくんでしょうね・・・テクノロジーによる人間の分析がどこまで進むのか、ちょっと怖い気もします。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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