先日から「Why pet owners are spending thousands of dollars on ‘human-grade’ food -「飼い主がペットフードに大金を費やす理由」を読んでいます。

飼い主がペットフードに大金を費やす理由


・「飼い主がペットフードに大金を費やす理由」(1)
・「飼い主がペットフードに大金を費やす理由」(2)
・「飼い主がペットフードに大金を費やす理由」(3)
・「飼い主がペットフードに大金を費やす理由」(4)
・「飼い主がペットフードに大金を費やす理由」(5)

Sean B Cash, an economist and associate professor in global nutrition at the Friedman School of Nutrition Science and Policy at Tufts University, US, agrees.
米タフツ大学フリードマン栄養科学・政策大学院の経済学者で世界栄養学准教授のショーン・B・キャッシュ氏も同意見だ。

Essentially, he says, owners’ growing concern about what they feed their pets boils down to their increasing anthropomorphism or “humanisation” of animal companions.
基本的に、飼い主がペットに何を与えるかについての関心を高めているのは、動物の仲間を擬人化したり「人間化」したりする傾向が強まっていることに起因している、と彼。


boil down to~「要約する・される、帰着する、要するに~ということになる」。

anthropomorphism「擬人観」。

During his research about the determinants of pet food purchasing decisions, Cash and his colleagues found what they termed a “health prioritisation gap”.
ペットフードの購入を決定する要因について調査したところ、キャッシュと彼の同僚は「健康優先のギャップ」と呼ぶものを発見した。

In other words, nearly half of the pet owners surveyed placed a higher priority on buying healthy food for their pets than for themselves.
つまり調査対象となったペットの飼い主の半数近くが、自分のためよりもペットのために健康的な食べ物を買うことを優先しているのだ。

Now, along with tugging at the heartstrings of dedicated pet owners who only want the best for their companions,
そして今、ペットのために最善を尽くしたいと願う熱心な飼い主たちの琴線に触れるべく

luxury pet food brands are also leveraging precise positioning to evoke the benefits they’d want for themselves:
高級ペットフードブランドは、的確なポジショニングを活用して、彼らが自分たちにも与えたいと思うような利益を喚起している。

labelling their products with words such as “human-grade”, “natural”, “grain-free” and “holistic”
「ヒューマングレード」、「ナチュラル」、「グレインフリー」、「ホリスティック」などといった言葉を製品に表示しているが

- even though, says Ciecierska-Holmes, many of these terms are not regulated.
チーチェルスカ=ホルムズによれば、これらの用語の多くには規制がない。



ペットに良い物を与えたいという飼い主の心に響くような、魅力的な文言。

ただしこれには今のところ規制はない。

物を売るという目的においては、食品でも化粧品でも車でも、何でもイメージがとても重要なのでしょうね。


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